【映画『フィフティ・シェイズ・オブ
・グレイ』を観たら女2人で泣きそう
になった件 & ネタバレ感想文!!】
結構話題だったので、観てなくても
大体ストーリー知ってる人多いかも
しれませんね!
ざっくりストーリーと観た感想を今回
書きますが、いきなり超ネタバレ&
独断と偏見の感想ですから笑
それでもOKの方だけ読んで下さい

★ざっくりストーリー
平凡でドジっこの女子大生アナは
ひょんな事から、若く有能でイケメン
実業家であるクリスチャン・グレイ
(クリス)と出会い、お互いに
惹かれ合う。
(いきなり少女漫画的展開!)
しかしクリスは普通の恋愛には興味が
無く、「契約書」にアナが同意しない
と彼女とセックスはおろかキスすら
しないという。
その契約とは…
自分は「ドミナント(支配者)」
であり
女性が「サブミッシブ(従属者)」
という契約を結んだ上で付き合うもの
で、クリスはアナに自分の「サブミッ
シブ」になって欲しいと告げる。
ドミナント(支配者)とサブミッシブ
(従属者)のルールは
・サブミッシブはドミナントを
喜ばせる(SMプレイ等)
・喜ばせたらドミナントからご褒美を
貰える(物や行為)
・ドミナントの指示に従わなかったら
罰を貰う(SMのお仕置き)
・サブミッシブは生活習慣で守らねば
ならないルールが決められている
・お仕置きやプレイに関しては2人の
交渉と同意の上ルールを決める
等々、細かい規則がたくさんある。
アナは契約書を持ち帰り、検討を
始める。
そんな中、アナはクリスの生い立ちを
知る。
彼は6歳の時に養子にもらわれている
が、15歳の時から6年間にわたり、
養母の友人である女性のサブミッシブ
の関係だったというのだ!
アナはクリスの事が好きなので彼の
サブミッシブになろうと努力するが、
普通の恋人同士のように愛し合えない
事を悲しみ、次第に情緒不安定になる。
クリスもアナの事を、それまでの女性
関係には無い唯一の存在であり、
契約書抜きでも一緒に居たいと感じる
ようになるが、賞罰ルールはやはり
必要だと感じており、自分には
"Fifty Shades
(50通りの歪み、性癖)"
があり、”普通”に愛し合うことは
できないのだ、とアナに告げる。
クリスの"Fifty Shades"を知りたい
アナは覚悟を決め「ルールの中で一番
激しい罰(=クリスが最も快楽を
感じる行為)はどういうものなのか、
実際に私にやってみて教えてほしい」
と頼む。
クリスは躊躇するがアナの覚悟を感じ
言われた通りの罰を彼女に施す。アナ
はその痛みとショックでクリスを拒み
、自分では彼の欲望を満たす事は
出来ないと悟り、泣きながら彼に別れ
を告げる。。。
(映画はここで唐突に終わる。
2人の関係はこの後どうなるのか?!
少女漫画だったら絶対に次の巻が
買いたくなる展開!
→映画も続編があるそうです!!笑)
★ゆうこの感想
キーワードはこの2つ。
① 子供時代の「体験」の解釈
② 愛を伝える「方法」
① 子供時代の「体験」の解釈
若くて有能で金持ちのイケメンが
たまたまSM趣味を持っていて、
ウブな女子大生を自分好みに調教する
という官能映画…

…なのかと思いきや、
想像を上回るキャラ設定の重さ!
(゚д゚)
クリスの生い立ちは、
15歳の時から6年間もサブミッシブ
(従属者)の立場に置かれたり
実母が麻薬中毒の売春婦で、4歳で
死別したから顔も覚えてないし、
幼少期の記憶は恐怖しか無い、
という壮絶なもの。
もう、致命的な愛情欠陥&虐待。
クリスの陰ある表情や歪んだ性癖が
最初はセクシー要素なのかと思ったら
とんでもない!!重すぎるトラウマの
せいだったのだ(iДi)
更に衝撃的なのが、
クリスがアナに、サブミッシブ(従属
者)になる「快楽」を説く場面。
「自分も最初は恐ろしかったけれど
いずれ快楽になるから大丈夫」
「サブミッシブになれば、あらゆる
責任や決断から解放されるんだよ」
えっ…?!どういう意味?!

サブミッシブはドミナントから賞罰、
つまり支配者に従えば褒美を貰え、
逆らえば罰を受ける、という
全人格コントロールを受ける訳だが
その行為が、
ドミナントからの愛情の享受であり、
サブミッシブにとっても喜びであり、
サブミッシブは自分の人生の全責任も
決定権もドミナントに委ねるから、
すべてから解放されて
何も考えなくて良いのだよ。
魅力的でしょう?という説明。
このオファーの持つ「魅力」に、
私は心底恐怖を感じた…!Σ(゚д゚)
自分の人生の責任を持たなくて良い
何も決めなくて良い
すべて僕/私が決めてあげるよ
そう誰かに言って欲しい人って
実は現実社会に少なからず
居るのではないか?
事実そういう気持ちで生きてる人
少なからず存在するのではないか?!
「他人を支配すること」を「愛情」
とすり替える関係、現実社会には
たくさん存在するのではないか?!!
たとえば
自分の人生の決断を彼や夫や妻に
してほしがる人と、
良かれと思ってそうしてあげる人、
彼女を束縛する事が愛情だと
思ってる男性と、
彼氏から束縛される事が愛情だと
思ってる女性、
子供をコントロールする事が愛情だと
思ってる親と、
親の言う通りにする事が愛情や感謝
だと思ってる子供、
とかとか…!!
これも「支配」と「従属」の関係
じゃないのか?!?
そう考えると、
これはSMという性的嗜好に限らず
実は身の回りにあふれる
子供時代の体験が影響を与える
「歪んだ愛情」と「病んだ相互依存」
の話だ!!と気付いたのでした。
深いよ…(iДi)
②愛を伝える「方法」
クリスは過去自分のドミナント
だった女性と、今でもたまに会う
という。
「その女性とは今も友人なんだ」
と事も無げに話す彼に、アナは
呆然とする。
①でも書いたように、
彼は過去に受けた仕打ちを
「虐待」ではなく「愛情」だと
解釈している。
「相手を従属者にすることは愛情」
「従属者にとっても喜び、快楽」
と解釈することで、
生まれてから愛情を知らずに育つ中
で、ドミナントから受けた仕打ちを
「これが愛情なんだ。
自分は愛されているんだ」
と解釈している。(しようとしてる)
だから大人になってからも、
女性への愛情表現がこれ以外に
分からない。
アナは”普通の恋人同士”のように
一緒のベッドで寝たり、
お互い触れ合ったりしたい。
でもクリスの契約書ではそれが
禁じられている。
サブミッシブはドミナントと同じ
ベッドで一緒に寝る事はできないし、
自由に触れてはいけない、と
決められている。
アナはそれに納得も理解もできない。
でも彼女は、クリスの生い立ちの
全てを知らないのだ。
彼の実母は実は麻薬中毒の売春婦で
4歳で死別したから顔も覚えて
ないし、幼少期の記憶は恐怖だけ、
という事を、アナは知らない。
クリスの鍛え上げられた美しい
身体には、よく見ると古いヤケドの
傷がある。アナがそれに触れようと
しても、クリスは触らせない。
きっと、幼少期に実母か、ドミナント
だった女性に付けられた傷ではないか
と想像できる。
その頃の恐怖のトラウマが、他人と
一緒に寝る事を今でも彼を怖がらせる
のだろう、とも想像できる。
アナがクリスにお仕置きをされるのが
怖いのと同じように、
クリスにとっても人から身体を
触れられたり、生い立ちを告白したり
自己を開示するのは、怖いのだ。
アナは涙を流しながら
「あなたを愛しているのに」と言う。
賞罰ルールなんか無くても、そのまま
のふたりで、ただ一緒に居たいだけ
なのに、と。
クリスも本当はアナにそばに居て
ほしいのに、彼にはもう、どうしたら
良いのか、自分でもどうにも
出来ないのかもしれない。
お互いがお互いの事を好きなのに、
愛し合いたいはずなのに、
「愛」を伝える方法が違うことで
こんなにも苦しいなんて。
でも、そんなカップル、
現実社会にもたくさん居るのでは
ないか…?!と気付いたのです。
私は彼のこと愛しているのに、
僕は彼女のこと愛しているのに、
どうして伝わらないんだろう…?
どうしてこんな事されるんだろう?!
だからこれもSMという性的嗜好に
限らず、実は身の回りにあふれる
「愛の伝え方のすれ違い」の話だ!!
と気付いて、
そしたら、
愛する人を満たしてあげられない、
自分の愛が相手に伝わらない哀しみ
に涙を流すアナと、
大切な人を苦しませる事しかできない
自分自身に苦悶し、愛し方が分からず
恐ろしくて、苦しむクリスを見て、
泣きそうになったわけです(iДi)
悲しすぎる…(iДi)
*********
映画を観終わった後に友達とランチ
しながら女2人で予定通り、熱く
語り合ったけど、
てっきり「愛と性
」について楽しくおしゃべりするのかと思いきや
「愛とコミュニケーション」
「子供時代の愛」
「親子関係の持つ影響」
とか、ものっそい深いテーマを
真剣に語り合う結果となりました笑
これはこれで大変有意義な時間
だった!!
ありがとう大切な友達

改めて、
愛とコミュニケーション
は、私にとって永遠の研究テーマ

だなと思います。
今度、同じように「愛」について
関心の強い友達と集まって
「愛とコミュニケーション」に
ついてひたすら語り合うという
「らぶとーく~愛について語る会~」
を定期的に開催していく事にした
ので(笑)興味ある方は是非
ジョイナス!!




