2023年8月


暑いです^_^


アメバのことをずっと忘れていたこの頃。


近しい友人が「がん」になりました。

不幸中の幸いで、早期の早期に見つけてもらえる奇跡があり、

春頃には無事にオペも終わりました。

まだまだ、現役でそこそこ知れた会社に勤務している友人ですが、

「医療費高い〜!!!」と嘆いておりました。

高額医療制度や、保険なども入ってはいるので後から戻ってくるものもそれなりにはあるとは思いますが。。。



ふと。

かなり昔に感じた疑問?を書きたいと思います。


当時勤務していた病棟に

「なべさん(仮)」という無口な初老の人がおりました。

彼は「がん」でした。家族もおらず、でも黙々と自分でできることはきちんとこなす生活をされてました。

彼に医師が「抗がん剤」についてや今後の治療についてのお話をしましたが、

彼は全てを断って、自然に終わりを迎えるということになりました。


少し弱ってきたなべさんが、

おヒゲを剃りたいのにうまくできないところに居合わせたわたしが、おヒゲの処理のお手伝いをしているとき、

治療を受けなくて良かったの?

と聞いたところ、

「お金がね。かかるしね」とポツリ。


なべさんはどちらかというと日雇い労働のような、あまり保証が良いとはいえない、低収入のお仕事だったようです。それでもずっと働き、

税金を収めて、わずかながらも年金をもらっての生活でした。


同じ部屋ではなかったですが、

同じような病状の人がおりましたが、

その方は「生活保護」の方だったので、

医療費はかからず(国が保証してくれる)、

お高い治療もどんどんやってもらってました。


なぜ?


生活保護の方も、そうでない今まで働いて税金を納めてきた低所得の人も

同じ治療の選択を、自分で払わなくてはいけないからと高額な治療はむりと諦めるような

今の医療費の制度はおかしいと

同僚たちと話したことを思い出しました。


なべさんは

その後静かに、旅立たれました。

彼の床頭台はきちんと整頓されていました。

侍の人でした。


もう20年くらい前の話ですが、

今でも心に残っています。



行政は

困っている人に対して、様々な援助を受けれるようにはしてくれているとは思います。

でも、全て

本人が「困ってます。助けてください」と届け出をしないと動いてはくれません。

それができない人が本当の本当に困っている人だと気がついて欲しいです。