REAL ME -201ページ目

ある特定の職種の共通点について。

その職に就く彼らは、自分の職種だとか仕事内容に異常に誇りを持っている。
誰が何を言おうと自分の働きが世の為人の為になると信じて疑わない。

何故ならそう思い込むように教育されてきたから。
時にその思い込みは彼らの意識を高める役割を果たし、時に自惚れに拍車をかける。

現実は教育者達の理想通りにはいかない。
何故ならその職に就く彼らには圧倒的に後者が多い。

思い込みの強さは異なれど多かれ少なかれ“世の為人の為に日々働く自分”に酔っている。

その為自分は世界一崇高な行いをしていると信じて疑わない。
これはある意味現実逃避でもある。
職種特有の問題点などから目を逸らし、見ないふりをしているのだから。

その上驚く程に自尊心が強い。
自分が世界一崇高な行いをする聖職者であると思い込んでいるのだから、自分自身が絶対的な存在であると考えてしまうのも無理はない。

私はそんな彼らを見て時に哀れに感じ、時にその思い込みの強さに一抹の不安を覚える。

教育者達が彼らに教え込んだその職種の固定観念が彼らを支配し、またその固定観念によって謙虚さまでが失われていってしまう。
この傾向は勤務期間が長くなる程に強くなる場合が多い。

私はそんな彼らを目の当たりにし自分自身そうなってしまわないか不安に思う。

もちろんそうでない人は数多くいるのだから、一般的な視点や思考を保つことは決して不可能ではないのだろう。

私も彼らと同じ職に就くことを目指している身。
これから先何があろうと謙虚さと一般的な視点・思考だけは失いたくないと考えている。

何も見えない。

私は目を開けている。
何かカタチが欲しくて、
何か色彩が欲しくて、
精一杯何かを見ようと努力している。

それなのに何も見ることが出来ない。

ただガラガラと何かが崩れ落ちるような音だけが頭の中に響く。


私は確かに今目を開けているのに、ほんの小さな光さえもとらえることが出来ない。

どうして?

私も何処かの誰かのように世の中の目を覆いたくなるような出来事を見すぎたんだろうか。

私の目にはもう何も映らない。

誰?

あたしは誰?
あたしはダレ?

あたしの名前は何?
誰かあたしの本当の名前を呼んでよ。

眠りにつく度に分からなくなる。
明日目覚めた時、あたしは一体誰なんだろう。