詩集 恋愛パート3僕が悲しみに打ちのめされて 無理した作り笑顔を見せるなら 君は決まって怪訝な顔をして そっと僕を慰めてくれる そんな君の優しさがちょっと 申し訳なくもあるんだけど ひどく弱っている僕は 素直に君に甘えたいと思ってる 二人 肩寄せて 優しい香りがする 強張った心が少しずつ ほぐれていってるのが分かる 君は優しく僕の頬を撫でる 他人が触れる違和感はない 全て分かり合えるほど人間(ぼくら)は 上手に出来てはいないから ちょっとしたすれ違いでひとつの恋が 終わってしまうことだってある だから余計に君と感じる一体感が 気持ち良く思えるんだろうな 心が透き通って すっと溶けていく あぁ 良い匂いがする あぁ 優しい香りがする