Pマニングの影に怯えたベリチックのギャンブル | ゆうのなりきりスポーツコメンテーター

Pマニングの影に怯えたベリチックのギャンブル

楽勝ムードから一転、痺れる試合内容になったAFCweek10注目の一戦


ゆうのなりきりスポーツコメンテーター-P×C
結果は、コルツの劇的な大逆転勝利という、これからも語り継がれるであろう印象的なゲームとなった

4Q、残り2分8秒のペイトリオッツのヘッドコーチ ベリチックのギャンブル選択に話題は集中しているが、ギャンブルはギャンブルであって、それ以上でもそれ以下でもない

その選択をベリチックにさせたPマニングの脅威こそ語られるべきだと思う


(※ギャンブルとは・・・アメリカンフットボールは1回の攻撃権の中で、4プレイを行なう事が出来る 4回のプレイで10ヤード獲得すれば次の攻撃権が得られるが、4回目のプレイで10ヤードまでゲイン(進む)出来なければ、その地点から相手の攻撃が始まる為に味方の不利になる、通常3回目の攻撃で10ヤードまでゲインできなければ、パントキックで相手の攻撃地点を押し戻すというのが定石とされる 4回目のプレイで通常の攻撃が行なわれる場合、ギャンブルと称してそのプレイの選択がまさに“賭け”となる)


私が考えるターニングポイントは4点

1.コルツのランニングバック、アダイが1QのTD(タッチダウン)時に負傷し、前半そのままベンチに下がってしまい、マニングの攻撃選択肢が減ったことで前半は10点差がついてしまった

後半、怪我を押してプレイ参加した事でその後の攻撃のリズムを取り戻した事


2.3Q12分コルツ陣48ヤード 24-14でペイトリオッツ10点差 ゴール迄2ヤードの2ndでのペイトリオッツのラン攻撃でのファンブルがコルツディフェンスにターンオーバー(攻守交替)されたプレイだ

少なくともフィールドゴールで3点追加してプレイが終っていれば13点差で4Qに入れたはずだし、このBIGプレイでモメンタムはコルツ守備陣に傾いた 


3.4Q残り2分56秒でのマニングからのルーキーWRコリーへのパスにCBバトラーのパスインターフェアの反則 これでペイトリオッツ陣13ヤードからの1stでの攻撃となり、アダイのTDRに繋がった

これで、34-28 で6点差


4.4Q残り2分23秒キックオフ直後のペイトリオッツ攻撃開始という時点での2度目のタイムアウトは、結果論で言えば無駄に自らの首を締めてしまった

このドライブ(攻撃)をブレディに任せられる事が出来ずに呼び戻してしまったベリチックの弱気が最終的にセイフティー目的のギャンブルへ導く事になり、しいては、ギャンブルでのプレイにチャレンジをすることができない原因を作ったと言える


しかし、4Qのコルツディフェンスの集中力を賞賛すべきだし、ノーハドルオフェンスでペイトリオッツディフェンスを休ませなかったPマニングの戦略的な攻撃を賞賛すべきだろう

敗戦後のベリチックが『あれぞ、コルツ!』と語った賛辞に集約されるだろう


数字上ではペイトリオッツに敵わなかったコルツだが、モメンタムを自らに呼び込む戦略と、時間を最大限に有効に費やすことがNFLの頂点に導く王道だ


この結果で、コルツはAFC歴代2位対の連勝記録を18に伸ばした

1位の記録はパーフェクトシーズンを含んだペイトリオッツの21連勝

Pマニングの勝負強さはこの記録を追い越すには充分だ


ゆうのなりきりスポーツコメンテーター-you silver アメフトペタって-☆

今回は素直にコルツを賞賛します(>_<)

プレイオフで対戦する時は目にもの見せてやろう~♪