打ち合えば広島ペースになるので接戦に持ち込みたかった阪神!
そのためには先発投手の踏ん張りが不可欠という中で、メッセンジャー投手が好投しました。
負け投手になりましたが、ルーキー加藤投手も投げっぷりのいい投手で今後も苦しめられそうです…
この日は佐野慈紀さんが解説でした。
いつも投手論で面白い解説をしていただきますが、この試合では捕手論!
なぜ、広島は若手投手が先発でも好投でいるのか?
それは「捕手の構え方」にあるというのです。
捕手は、投手のコントロールミスが怖いのでコースギリギリにミットを構えることが多くなります。
でも若い投手がギリギリのコントロールなんて持ち合わせていません。
なのでアバウトにストライクコースに構える。
コントロールよりも、腕をしっかり振って思い切り投げてこい!というはっきりしたメッセージがあるのです。
捕手のリードというと、コーナーの使い分け、球種の使い分けをきっちりやるという印象でした。
しかし、投手のキャリアや持ち味によって、要求の幅を持たせるというのも大切なことなんだと思いました。
加藤投手はコントロールは荒れ気味でしたが、しっかり腕を振って、打者と勝負していました。
アバウトな要求で、打たれたら捕手の責任…
でも、それすら背負う覚悟がいる石原捕手。
石原捕手のチームへの貢献度、信頼度はハンパではないですね!
若手を育てるためのベテランの覚悟!
一般社会でも必要な要素だと思います!
若手がデビューしているウチの講座でも、参考になる話です!
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。