前半はニュースレッスン！
以前のブログにも書きましたが、実況だろうが、レポートだろうが、MCだろうが、ＤＪであっても…
ニュースを伝えるレッスンは、喋りの基礎を学ぶ重要なレッスンです！
滑舌、間、アクセント、強弱、緩急など、アナウンスの基礎技術を身につけていないと、ただの棒読みニュースになってしまいます。
ニュースを伝える！なんです。ニュースを読む、ではないのです…
自分の都合で読むと、意味が繋がっているのに文中で遮断してしまったり、変なイントネーションや節がついてしまったり…
全く内容が伝わらない「棒読みニュースもどき」になってしまうのです(^^;;
聴いている人が内容を把握できるように「伝える技術」が必要なのです。
全てのアナウンスは、多くの人に情報を伝える作業です。
「伝える技術」を持ち合わせて、はじめて「プロの伝え手」になるのです(^^)
後半は実況レッスン！
競馬担当、サッカー担当、それぞれの専門分野にに分かれて実況チェックをしました。
一番レッスン歴の浅い受講生は競馬志望です。
他の講座にも通い、自分の大好きな競馬を実況したいとコツコツと練習を重ねてきました。
ところが、昨日は初体験をしたそうです！
それは…
馬をきちんと追えない…
つまり、馬を一頭一頭きちんと実況できなかったのです…
これまで、こんなことはなかったそうです。
技術はともかく、最低限、馬を追えていたと…
なぜでしょう…？
プロ仕様になってきたということです！
これまでは、自分のペースで実況していた…
ところが、聴く側にフォーカスをしはじめたわけです。
発声・発音を意識して一頭一頭を丁寧に追う。
聴く側の想像をかきたてる言葉を加える。
通過地点をこまめに入れる、などなど…
やることが満載なわけです！
自分のペースを壊すのは、苦痛を伴う作業です。
その「壊し」が始まってきたわけです。
本人はショックでしょうが、僕は「ようやくプロ仕様になってきた！とても大切なプロセスですよ」と伝えました！
上手くできないのは当たり前なのです。
困るのは、上手くできてると思い込んでいることなのです！
その思い込みは、成長を妨げます。
何も達成していない自分を守ろうとしてしまうのですから…
思い込みはではなく、上手くできるようになる！
上手くできるようになれば、仕事のオファーがもらえるのです！
素晴らしい受講生の成長に、とても嬉しくなりました(^o^)
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。
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