ゼロの日常 釣り回の暗喩?と感想
(1):ハロと釣り
釣りの回で沖矢さんが出ていることから大物=赤井さんのことという考察を拝見して納得出来る部分もあるのですが
個人的にはこの大物って組織や赤井さん含むFBIのことなのではないのかなと考えています
緋色シリーズは主人公たちが安室さんを何とかやり込めたような見解だと思いますが
しかしこの回の安室さんはルールだからとさほど惜しそうではないよいに見えました
ハロちゃんに説明しながらもせっかく釣れた魚を逃がしている訳です
これが緋色シリーズと例えるなら水面に姿は見えていても針や餌にかからなかったから釣れなかったということでしょう
また安室さんは組織で5年間も潜入してますし
今では幹部として上り詰めています
またボスお気に入りであるベルモットの弱みも握っており相互利用という形で泳がせているともいえます
※これは過去にコナンくんがやった方法を安室さんも使ったと考えています
この魚の例えが赤井さんの生存の把握orFBIのやっていることは知ってることの牽制しているのかもしれません!
それができたから手を引く=海に戻すとすると大物がFBIとも考えられます
これだと緋色シリーズの見方が変わります
単行本の一コマの安室さんの釣りボックスには大きい魚と中型の魚がたくさん入ってました
個人ではなく複数の暗喩となるのでそうなると組織でしょうか?
(2):常連さんの夢オチ
鶴山のおばあちゃんの夢オチ回では「梓ちゃんは安室さんをそんな目で見てないし関心もない」という感想をよく目にしますがそれって安室さんも同じでお互い様ですし良い同僚じゃないかと思っています
程よい関係というのは大人になると大事なことですし
買い出しを一緒に行くなどが出来ることは二人の社会性と安室さんの潜入スキルの高さだと思っています
また安室さんと梓ちゃんの年下先輩と年上後輩のほのぼのコンビ好きなんです
同年代の職場の異性の理想の距離感だと思います
梓ちゃんとしては安室さんは「器用だし悪気はないけどどこか抜けていて危なっかしい」みたいな存在でしょうね♪
お人好しのお兄ちゃんがいる梓ちゃんは年下ながらしっかりしないとって思ってそうですよね!
(3):護身術
護身術回では安室さんってこういう人なのかと思いました
普段の持ち物をチェックして荒事には慣れてないと判断した梓ちゃんのアドバイスを肯定し褒めてからの「とにかく逃げて」と教えていました
修羅場を掻い潜って来たからこそのアドバイスでした
素人でも誰でも使える魔法みたいな技を教えてくれそうだから拍子抜けていましたがそうではなくプロだからこそ
とっさのことでも確実に「身を守る」ことを教えてくれる
梓ちゃんや緑さんのような女性に限らずいざという時に知識として知っていても対処が出来るわけではありません
防犯ブザーはただ引っ張って鳴らすだけだと驚いた犯人に肩を掴まれたり返って危なくなります
なので防犯ブザーの音が鳴った時遠めに投げます
犯人は音を止めることを優先するのでその隙に逃げてしまうのが正解です
これが最前の手段であり護身術であるということです
(4):太公望
安室さんはおじさんに「太公望」と呼ばれてます
釣りの世界では「釣りの好きな人」や「釣りの下手な人」のことを指すのですが
この由来となった人物が姜子牙or呂尚だと言われています
荒れた殷王朝を倒し周を建国した文王・武王に仕えた「軍師」です
「太公望」は文王につけられた呼び名で釣りをしている時に文王と出会い文王から出向いた逸話があります
これは「三顧の礼」の劉備と孔明の出会いに似ています
そこで劉備に軍師の職を授けられた徐庶(孔明の兄弟子)が「軍師と思い付くのは太公望様」と言われています
千年以上前の歴史上の偉人です
孔明は師である水鏡先生に「君は管仲・楽毅ではなく太公望や張良(前漢の祖である劉邦の軍師)だ」と言われてます
これは既存の国に仕えるの訳ではなく興す方に向いてるという意味とされています
太公望と孔明って親和性高いのかもしれません
また諸説ありますが「覆水盆に還らず」の由来も太公望とその妻という説とも言われています