重い荷物背負って

今日も あなたは歩いていく


わたしは立ち止まり

そんな姿をみている


黄色い背中が

小刻みに動いて

小さくなっていく


目を凝らして

必死に見てみる


あぁ もうひとりで

一歩一歩 先に行ってしまうのね

嬉しいと 寂しいが 混ざって

へんな気持ちだ



まだ 買い物に行くときなんかは

手をぶらんと 横にやると

すっと 手を握るんだ 

あったかいね と笑うあなた

そうかい?と普通を装い答えるわたし


こんなときは やっぱりどこか嬉しくて

いつまで こうできるかなと

成長を受け入れて 

寂しくても 喜べるように

心の練習しないとな

なんて思ったりする



平気な顔して なんだか嬉しそうに

先へ行く あなた

わたしは もう追い付けないよ

ここで 見ているしかないな


がんばれー 背中を見ながら

心で叫ぶ

わたしも がんばるぞー

なんでだろう 目の前がぼやける