5/19 放送分②


・ガッコー仮面は誰でしょう?

★★★★☆


(てんとう虫コミックス ドラえもん第33巻「ガッコー仮面登場」:公式サイトよりhttp://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/story/0482/

(詳しいあらすじはのサイトに載っています)

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5文以内であらすじ】

いつまで経っても成績が悪いのび太の元に、謎の家庭教師ガッコー仮面が現れる。

ガッコー仮面はスパルタであり大変厳しく、見かねたドラえもんの力を借り、のび太は道具を使って問題集を終わらそうとしたり隠れたりするのだが、その度にガッコー仮面はまるでその手段を知っているかのように叱責する。

耐えきれず、のび太はタケコプターで逃亡を図るが……果たしてガッコー仮面の正体とは!?


【感想】

中学生ののび太ですね。

のび太役の大原めぐみさんの演技を楽しむ回です。

大人向けの深夜アニメなら完全に演じ方を変えられるんでしょうが

ドラえもんはゴールデンタイムに放送されており、子供から大人まで楽しめるアニメですので、

小さい子供でもガッコー仮面の正体がわかるように、常にのび太らしさが感じられるよう演じられてました。

いや、まあ、さりげなくどこでもドアから登場してる時点でどこの誰なのかはバレバレですけどね。


【考察】

ガッコー仮面の狙いは小学生ののび太の学力を上げることで自分の学力をあげることでした。

しかし、普通の家庭教師がやるように、解けなかったところなどを解説するわけではなく、問題集を渡して、ただ解かせようとします(自分で解説する学力すらないのでしょうが・・・)。

今の自分(中学生の自分)が勉強したり、あるいは努力して過去の自分に勉強を教えようともしません。自分で骨を折ることなく過去の自分に勉強=責任を丸投げしています。

過去の自分の働きに期待しているわけですね。

しかし、私たちは過去に干渉することで自分を高めることはできません。

「今」の自分以外に期待して「今」頑張らなければ自分は変わりません。

「今」、頑張って未来をより良くするしかないのです。

そして物語はというと、最終的に高校生になったのび太も登場し、自分たちで責任のなすりつけ合いを開始します。

ドラえもんの一喝で、自分たちがそれぞれの時代に帰った後、高校まではとりあえず行けるんだな、とのび太は安堵して物語は終わりを迎えます。


勉強をしないということは未来への責任=勉強を放棄していると言えますね。


書いていて少し鬱になりました。

レアな未来ののび太が出てきた上にメッセージ性も強かったので星4にしましょう。

★★★★☆


【今話の教訓】

未来にツケを回すと大きい。

が、勉強は今、やるのだ。過去の自分を責めても何も解決しない。