どうも、ゆるととです。
ブログ主ゆるの夫です。
このブログでは、私の優柔不断っぷりが如実に出ていて、穴があったら入りたいくらいです。
最後に決断を下したのは私ですので、私からご説明するのが筋かな、と思いまして、書かせていただきます。
(この記事では「私」はゆるとと=夫を差しますので、予めご了承ください。)
注意:長文ですし、愚痴に近いです。
人によっては気分を害することもあるかもしれませんで、閲覧注意と考えます。
それでもお付き合いいただける方は、お時間をいただければ幸いです。
↓
設計さんと営業さんとの話し合いを受け、
そこで、プランを手放すということに涙を流した妻の姿を見て、
大手HMについて最後の葛藤に入りました。
私が大手HMさんへのお願いに踏み切れない理由は完全に感情の問題でした。
設計さんと営業さんと話をしていて
私も大手HMさんと築き上げたプランと担当者の方々が好きだという気持ちを思い出していました。
私だけの気持ちで言えば、その時点では大きく地元HMさんに心は動いていたところを
ちょっと歯止めをかけられた、という感じでした。
私だけの気持ちでは消化しきれないのと、みんなが私の決断を気にしていたので
結果様々な意見と触れることとなりました。
■一人目:ゆる(妻)
ゆるとと:どっちの家がワクワクする?
ゆる:それは、今のHMさんでしょ。だって、今まで考えてたプランが形になるんだよ?
ゆるとと:・・・
ゆる:今のところ、地元HMは規格住宅だからさ、こだわり的には今のところの方が出しやすいと思うな。愛着もあるし。
でも、地元HMでもいいと思えるくらい、地元HMの家もすきだよ。
・・・
私は「人生で迷った時は、ワクワクする方選ぶ。」ことを信条にしています。
その時点で、私がワクワクしていたのは「地元HM」だったのです。
しかし、妻が選んだのは今の大手HMでした。
■2人目:ゆるたろう(長男)、ゆるのすけ(次男)
ゆるとと;ゆるたろう、ゆるのすけ、営さんと地元HMの人どっちが好き?
ゆるたろう:う~ん、分かんない。
ゆるのすけ:・・・営さん!
ゆるとと:・・・なんで?
ゆるのすけ:わかんない!
・・・
触れ合う時間も長かったし、営さんたちもよくしてくれたからに他なりません。
大手HMの方々の人柄の良さを思い出しました。
■3人目:地元に住む姉
姉:まだ悩んでんの?ウケる
営業さんとかの人柄とか失敗なんてね、住んでみたら全然気にしないようにはなるから
・・・
決断は私次第だと、再認識しました。
この、流れは・・・。ドラマなら、大手HMさんの逆転サヨナラホームランの流れではないですか。
そして、最後のアジアの壁
■4人目:私の両親
父:お前らの家やけん、別にどっちで建ててもいいわ。
ただ、家にそこまでの金をかけるか?って言われると正直どうかな、とは思う。
それくらいや。
母:別にどっちで建ててもいいのよ。好きにしたらいいわ。
私たちはお隣さんなんだから。
ただ、私たちの生活を脅かさないでくれたら、どっちでもいいわ。
・・・おそらくこの時点で、未来は2通りありました。
①このまま大手HMさんでお願いするパターン
②地元HMさんを選ぶパターン
どちらを選ぶこともできました。
きっとここまで悩んで決めた家づくりだから、
たとえ今のプランの家が少し寒かろうが、少し使い勝手が悪かろうが、
きっとこの家を愛することができる。とは思っていました。
しかし、心に引っ掛かるのは
「こうして完成した家に住んで、私たちは幸せになることができるかどうか。」
でした。
私の経験上から、母の発言は
「どちらかというと、完全には許していない」時の発言です。
でなければ、母は生活を「脅かさないでほしい。」という言葉を選択する人ではないからです。
転勤族という私の仕事の特性上、妻と子どもは建築した家に住み、私は単身赴任という形態をとることになります。
嫁姑関係を考えたときに、この状態で建てた家で10m横の実家とうまくやっていけるのかは、一つのリスクだと考えました。
私は、守ってあげられないのです。
であれば、地元HMを選ぶべきなのではないか、
一度態勢を立て直して、両親との関係を整理したうえでことを進めた方が良いのではないか。
と考えました。
しかし、その際に頭をよぎるのは、大手HMの家のコスパの高さと愛着でした。
地元HMにお願いした場合は、太陽光発電も床暖もしないつもりでした。
大手HMさんでも太陽光発電も床暖もやめるという選択肢もありましたが、
営業さんから「床暖は削らない方がいい。」とも言われたので、そうなると、決断はすぐそこでした。
キャンペーンがある以上、待ったなしです。
そうして、ぐるぐると悩んでいる私を見て、
ゆるは一言
「あなたはどうにかして大手HMさんにしようとしてるんじゃない?だったら、もうお願いしちゃえばいいじゃない。」
と。
・・・
・・・
4,5分固まったと思います。
そうなんだ、おれは大手HMの家が好きなんだ。なんだかんだで住宅設備にも期待してるし、契約解除金を考えてもコスパは高いんだ。
と思いました。
しかし、そこを乗り越えられないのはなぜなんだろうと、思った時に
どうしても、許せない自分がいることにようやく気付きました。
何が許せないかというと
価値観の違い、でした。
(なんだか、こう書くとチープですね。音楽性の違いで解散するグループみたいです。)
私たちの家の建築工事は、義両親の土地の利用がなければ困難なものとなります。
駐車場が使えない。クレーンを置く場所がない。資材を置く場所がない。
(大手HMさんでいう)お隣様の敷地を使わなければならない状態で
お隣様に配慮無く、勝手に駐車場を使用する(した)という感覚が。
知らなかったならまだしも、土地の所有権が発端で2か月以上もめた経験がありながら
そこに対処できなかった感覚が。
これまでの、
やると言ったことをやらなかった感覚が。
どうしても、受け入れられなかったのです。
以前の記事で「過剰なサービスを求めすぎた?」とのコメントを拝見しました。
そうなんですかね。
過剰なサービスなんですかね。
・・・きっと過剰なサービスなんでしょう。
「お隣様の敷地を使用し始めるときくらい、ご挨拶をしていただきたかった」というのは
「お隣様からの印象が悪いという状況くらい、情報を共有して対策を練ってほしかった」というのは。
私が大手HMさんに期待したレベルは「感動を生む、高品質の商品・サービスの提供」です。
だって、自分でそう言っているからです。(公式に行動指針にうたっています。)
言われないと分からない新入社員のような受け身の姿勢ではなく、
大手HMとしての豊富な経験を活かした老獪さを期待したのです。
しかし、何度かの申し入れでも改善されなかったと感じました。
それどころか、社会人としての常識的な対応もしていただけないのだと感じました。
私の中では、知らない人のお家に入る前には、「失礼します」と申し上げるのが常識です。
(のちの話し合いで、これに関しても考え方のすれ違いだったと分かるのですが。)
お仕事のお約束で「やると言ったことは、やる」のが常識です。
大手HMさんの家は好きだが、
この不信感を胸に抱き建てたところで、
両親とのしこりを生じたままで建てたところで、
私たちの人生は豊かにならない可能性が高い。
と私が感じてしまったのでした。
…HMさんを信じ抜くことができませんでした。
主観です。偏見もあると思います。
でも、決意した瞬間の私の気持ちを正直につづると以上です。
お目汚し失礼いたしました。
これにて、「解約までの道」は終了とのことです。
明日からは「解約」について、妻が書いていきます。