こんにちは!
獣医師youです(*・ω・*)
いつか何かの役に立つ動物情報を「ほぼ」毎週更新しております
毎週、内容とは全く関係のない話題から入りますが…
我が家のおたまちゃん(生後2ヶ月の人間の子どもでございます。)は毎日のお風呂の後にミルクではなく、白湯(さゆ)を飲んでおります。
なんだか平均よりもすごくすごく大きいみたいで…。
でもおたま様、白湯がとても嫌い。
全力で嫌い。
おたま「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ(おっぱい欲しいです)」
私「お風呂の後はやっぱりコレだよねはい、ぬるま湯」
おたま「チュッパチュッパ…ちゅ…(´;ω;`)ブワッ」
私「いや、飲みなさいよ。流行りのノンカロリーだぜ」
おたま「チュパッ(´・ω・`)…チュパッ(´;ω;`)ブワッ…チュパッ(´・ω・`)」
(嫌そうな顔しながら口の中に溜めて飲み込まないんです)
私「嫌いなんだねーーーでも最近ボンレスハムみたいだしねーーー」
おたま「ゴボッ」
私「ウハッッッッッ(; ・`д・´) 吐くほど嫌いなんか…妻さん、おっぱいください」
毎晩これを繰り返しております。
麦茶とか、試してみようかなぁ。
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さぁ、ついにリンパ腫の治療のお話
(長らくお待たせいたしました)
ここまでのお話はをご覧ください(*`▽´*)
話が長くてスミマセン。
【フェレット】フェレット3大腫瘍の1つ、「リンパ腫」とは①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12372677676.html
【フェレット】フェレット3大腫瘍の1つ、「リンパ腫」とは②
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12376410046.html
【フェレット】フェレット3大腫瘍の1つ、「リンパ腫」とは③
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12376483928.html
【フェレット】フェレット3大腫瘍の1つ、「リンパ腫」とは④
リンパ腫の治療法は細かく言うと、とんでもなく長いお話になります。
さらに、先生によって治療方針が若干変わってきたり。。。
なのでここでは、ザックリと説明することにします。
症状や転移の有無などによって細かく治療内容は変わってくるので、ある意味、オーダーメイドの治療です。
詳しくは担当の先生と相談してくださいね(´・ω・`)
○腫瘍には「3大療法」というものがある
世の中の人は、3大なんとかって好きですよねぇ
例に漏れず、腫瘍の治療にもありまして…
外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法
の3つです。
他にもたくさん治療法はありますが、完治(厳密にはこの言葉をここで使うのは間違っているのですが)を目指せるのはこの3つだけです。
ただしリンパ腫に限っては、ほぼ化学療法となります。
条件付きで外科療法を行います。
なぜって、化学療法がとても効きやすい腫瘍だからですね( ´・д・)
○外科療法(手術)
通常、腫瘍を見つけたらまずはこの方法を考えます。
でもリンパ腫は目に見える部分だけ取っても治ったことにはならないんですね
なのであまり外科手術はやりません。
ただし例外があって、
・リンパ腫が脾臓や皮膚などにあり、転移が認められない場合
・消化管型リンパ腫で、閉塞してしまっている場合
・腫瘍が大きくて生活に支障が出る場合(歩きにくい、とか)
には行うことがあります。
○化学療法(抗がん剤)
費用;高 効果;大 副作用;多 予後;長
抗がん剤って、細かいこと言い始めるといくつも記事が書けてしまうのでここではサラッと説明します─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
抗がん剤には注射タイプと飲み薬タイプがありますが、どちらのタイプでやっていくのかは前回までに説明したリンパ腫の分類や、症状、病院に通える頻度、費用、薬が飲めるのかどうか…などなど、様々な事情を考慮して決めていきます
もちろん、このリンパ腫にはこの抗がん剤が良いというものはある程度ありますが…実際そうはいかないものです(´・ω・`)
副作用も強いものが多いのでこまめな体調チェックや検査が必要になってきます。
よく効く場合が多いので、寿命も長くなる可能性は高いです。
○ステロイド療法
費用;低 効果;小 副作用;少
予後;短(高分化型は除く)
ステロイドって、リンパ腫には見た目としてはよく効くことが多いです
(腫瘍が小さくなったり、食欲が出たり、なんとなく体調良さそうだったり。)
ただし、ステロイドのみで治療をしていった場合、(これはイヌでのデータですが)何もしなかった場合と比べて寿命が延びることはありません
多くの場合、化学療法と併用します。
○対症療法
リンパ腫を治すものではないですが、本人の苦痛を取ってあげるものとしては重要な治療です
腫瘍ができると、気持ち悪かったり、貧血したり、感染症にかかりやすくなったり、どこか痛かったり…本当に様々な症状が出てきます。
これに対してお薬を使ったり、点滴したり、輸血したりすることを対症療法と言います
だから、腫瘍の場合には色々とお薬が増えてしまうのですね
○その他の治療
インターフェロン療法、リンパ球療法、がんワクチン、サプリメント…
科学的に効果が証明されているものもあれば、都市伝説的なものまでたくさんあります。
でも気を付けなくてはいけないのは、どれもガンが小さくなったり治ったりするものではない、ということ。
今以上に悪化するのを防ぐ、または悪化をゆっくりにするくらいの効果はあるのかもしれません。
インターフェロン療法、リンパ球療法、がんワクチンに関してはいつか記事としてまとめたいと思っております
当院でやってることでもあるので…(宣伝です)
以上でフェレットのリンパ腫についての記事はおしまいです。
いやーーーーー長かったです(´;ω;`)ブワッ
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
次回は、んーーーー何について書こうかなぁ((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
お楽しみに
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“勝手にイヌネココラム”
Q;うちの仔、白髪が混ざってきたんだけど老化現象って何歳から始まるの
A;だいたい7〜8歳くらいです。
白髪だけではなく、毛ヅヤが悪くなったり筋力が衰えたり。
私も最近、すごい勢いで白髪が増えてきました
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余談、
おたまちゃん最近表情が日に日に豊かになってきて
色んな顔を見せてくれます
人の顔をじっと見つめて
お話ししていたと思ったら、
顔をしかめ気張って見たり。
一瞬真顔になって今度は大声を出したり…
どんなに疲れていても
気分が落ち込んでいても
その七変化っぷりに吹き出さずには
いられなくなります