ご無沙汰しております。
獣医師のyouです
毎年花粉症に悩まされております。今年も例外ではありませぬ。
今年はなんだか目を中心に攻められております…。
ついついそのまま目を掻いてしまうので、すぐモノモライになります。
さて、今回のお題はフィラリアということですが書こうと思えばいくらでも書けてしまうものなので…できるだけ簡潔にいきたいと思います
また結論から先に言いますが、
せめてフィラリアだけでいいからしっかり予防してほしい!
のですよ。
どうしても病院行きたくないって人にはあれこれ言わないのでかかったら死んじゃう…ので。
Qフィラリアって?聞いたことはあるけど…
蚊によって媒介される寄生虫です。
何が重要かって、血液中に寄生するということです。
成長すると30cm程にもなり、最終的に心臓の中に寄生します。
Qどんな症状が出るの?
・咳が出る
・おしっこが赤い
・食欲がない
・お腹が膨らんできた
・呼吸がしんどそう・・・
などなど。これって、全部心臓病の症状です。心臓に寄生するからですね。
Q治るんでしょ?
詳しい治療法に関してはまた別の機会に記事を書こうと思います。色々あるので。
でも、お薬で虫を駆虫するにしても、手術をするにしても、命がけの治療となります!
(死ぬかもしれないということです)
だから、予防が大事なんです。
Qわかりました。じゃあ、お薬ください!
ちょ、ちょっと待ってください
すでに感染していた場合にお薬を飲むと、血液の中にいるフィラリア幼虫が一斉に死ぬため、最悪の場合命に関わることがあるんです(アナフィラキシーショックと言います)。
なので、少しでいいので採血させてください。一滴あれば十分ですので
頑張ってサッと終わらせますから。
まだまだ言いたいことはあるのですが、簡潔にって約束ですからね。次回にします。
次回は、
・いつからいつまでお薬は飲めばいいの?
・どんなタイプのお薬があるの?
・コリー犬種への投薬はご注意を!
・毎月一回の投薬だと忘れちゃうんだよね。どうしたらいい?
あたりについて書こうと思います。
PS:たまに「フィラリア」を「○ェラリア」と呼ぶ方がいて、内心ドキドキしてます。毎年一定数います。
…
これを妻に言ったら、
こんな顔で怒られました