「ゆ~あい」ブログ、生々しい話題は扱わないようにしようと決めていた

権兵衛。ですが、今日は文字としては、使ってしまいます。


「自殺」という言葉、ドキっとしますよね。


「ネット上で知り合った子が自殺するって言うんです。友達と必死で食い

止めているけれど、手伝ってくれませんか。ダメなら断って下さい」


こんな言葉を、こちらもネット上で知り合った中学生から送られて来たら

どうしますか。


困ります。

先ずは、困ってしまいます。


でもそれは、「相談されて迷惑」、ということとは全く違います。

だから、「ダメ」と簡単には断れません。

でも、「いいよ!」なんてこととも違います。


不安なんですよ。 とにかく、不安です。


そして勿論、その子のこともですが、必死で食い止めている子たちのこと、

とても心配です。



ひとつ、匿名性の問題。

見えない、ということは相手の何も見えてこないかもしれない、ということ。


それから今回の場合は、第三者へ「話してしまった」という事実の存在と、

今後の扱い。(私も勝手に記事にしていますし)


私は、この点で引っ掛かりを覚えました。



「死にたい」、と簡単に言葉にする人も結構いますが、この、ネットで、という

重みが、今時の中学生と、もうイイトシしたオバサン、彼らの母親と同年代

だろう私との間で、こう、何と言うかズレるだろう? という心配。


「死にたい」と言う中学生に対する接し方が分からないのではなくて、顔も

知らない相手、しかも中学生、について、…。ネットで阻止、か…。



しかし、これが、もしもこの「ゆ~あい」ブログに書き込まれたコメントなら?

「いつも読んでます。私は死にたいです」

なんてコメントが届いたら?



どうしたでしょうね、一体…。


当たり障りのないことを書いて他人に委ねた、…かな。

どうだったろうか…。。。



「いのちの電話」という無料相談のシステムをご存じですか?


http://www.find-j.jp/zenkoku.html


この、「いのちの電話」という存在は、電話ですから匿名性があります。

名乗らなくても偽名でも、勿論フルネームを名乗ったって構いません。


年齢や立場を相手に伝えると状況的に相談員の人も掴みやすいとは

思うので、「不登校になって中2から一日も学校に行ってない中3です」

とかね、「学校のクラスで孤立してる高1です」とかね、そういう状況的な

ことは、伝えると良いかな、というか、言わないと相談にならないけど…。



「文字で伝えること」

これは素晴らしいことだと思います。

権兵衛。国語の読解は得意だった、国語の成績だけで生き抜いてきた、

そんな人間ですから、「文字で」というのは悪くないと思います。


ただ、本当に言いたいことを文字だけで表現するのは、思う以上に大変

です。そして、読み取って貰うのも、読み取るのも…。



その点、「話せるものなら話す」、ということ。

私は言語聴覚の障害の皆さんとは知り合いになったことは無いのですが、

多分、手話だとしたって、相手を見て、「話す」ことと、ケータイメールでの

やり取りとは伝わり方が違うのでは? と思います。



電話だけでは相手の姿は見ることは出来ませんが、声を聞くことで相手の

心を読みとることは出来ると思います。


それは、「いのちの電話」のような、そんな大変な役割を担ったことがなく

たって、人生の中で、友達との電話による会話で、経験的に、分かること、

だと思います。


きっと、知らない人とでも、「話せば」、何か伝わるのではないでしょうか。



勿論、日常的な会話、ちょっとしたこと、同じ趣味を持つなど同好の士との

楽しい会話、自分の思いや感じたことを相手に知って欲しいな、という素朴

な思い、…こういったことは、メールでも掲示板でも、ブログ、そのコメント、

チャットだって大いに利用して、知らない誰かと親しくなれることは、良いと

思っています。



「ゆ~あい」ブログ、いろいろなことを殆ど一方的に発信して来てますが、

ここで、自殺だの死にたいだのと書くと検索で引っ掛けた死にたい人とも

知り合いになるかもしれませんよね。

その出会いだって、何かになれば、そう思っていますからね!!



「死にたい」皆さんへ。


ネットで相談も良いですが、相手の声を聞いてみるのはどうですか?


「いのちの電話」、実は掛けたことがありますが、なかなか繋がらないときも

ありますが、すぐに繋がるときもあります。


30分ぐらい聞いてくれたときもあります。別に「死にたい」と言ったわけでも

無かったというのに…。


もう一度、載せます。 http://www.find-j.jp/zenkoku.html


因みに、「いのちの電話ネット相談」は今のところ、受付て貰ったことは無い

です。たまたまなのか、いつも終了してしまっていて…。



信頼できる人が一人いれば、それで充分なのですが、セカンドオピニオン

という言葉も定着している世の中です。んー、と思ったら二人目を探すと

いうことも良いかもしれません。



ただ、「死にたい」と漏らすのならば、その相手には誠実であって欲しい。

望まない、好まない答えが返って来たとしても、親身になってくれたのなら、

ありがとう、という気持ちは抱いて欲しい。


あなたが、その相手の人生まで巻き込んでしまうことのないように。



「死にたい」と言われたときのことはサイトにも割と多く出ているようですが、

私は敢えて、言う側の人たちに言いますね。


「何よりも、とにかく偉かったと思うよ。よく、言葉に出せたね。勇気がある」

「心から、相手のことを信頼したんだよね」

そう、話せた、書けた、あなたは立派ですよ!!


でも、

「…相手には相手の考え方や生き方もあるからね。あなたと同じ人、では

ないから、そこだけは間違えないように気を付けて。どうしても、というこは、

必ずプロに相談してね」


プロはプロとして、訓練を受けています。友達たちは受けていません。

動揺して当然。


誰かを巻き込んで辛い目に遭わせることのないように。

くれぐれも、お願いします。

もう一度、載せますからね。


http://www.find-j.jp/zenkoku.html


どうか、死なないで生きていて下さい。

では、また。