「1000のバイオリン」は日本のロックバンドTHE BLUE HEARTSの通算15枚目のシングル。
現代のロックンロールを代表する素晴らしい名曲です。
「1000のバイオリン」
マーシー作詞作曲
曲の解説
皆さんは『屋根の上のバイオリン弾き』ってご存知ですか?
ミュージカル、元小説、映画などあらすじなどはネットで調べてください。
この題名は、昔ローマ皇帝ネロによるユダヤ人の大虐殺があった時、
逃げまどう群衆の中でひとり屋根の上でバイオリンを弾く男がいたという故事を
描いたシャガールの絵にヒントを得たもの。
『ユダヤ人の不屈の魂の象徴』なのです。
また、作品のもう一つの軸は、ユダヤの民が現在の自分達が存在する為に必要であった古くからの”しきたり”を
新しい未来を築く為に捨てて旅立つという過程を描いています。
要するに、過去は過去、未来は未来、自分は自分だと。
曲名が『1000のバイオリン』なのですから全ての歌詞がここに集約されています。
1000というのは沢山の比喩ですから、過去には沢山の困難、試練、葛藤があったであろう。
未来にも沢山の困難、試練、葛藤が待っているだろう。
だが、一つ一つの困難に対して不屈の魂を持ち、過去を捨て未来へ突き進もうというメッセージが
込められている曲なのだと強く信じています。
日本人の中には秦氏などのユダヤ氏族の血を受け継ぐ者が居るそうです。
3世紀頃に日本へ渡来してきた氏族です。(もちろん日本人が誕生する同化前の祖先の話なので日本人です。)
真島昌利さんの歌にはそのユダヤ民族・秦氏の『不屈の魂』が流れているのです。



