タイトルちょっとふざけてみました(笑)チューアセアセ

うちの次男、小学五年生のハルトは

二年生から続けていたバスケ部を辞めました


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バスケ部には3歳差の長男が二年生の時から

兄弟で足掛け7年間所属しました

旦那もミニバス審判の資格を取り

コーチとして練習を見たり試合に付き添っていて

長男は中学でもバスケを続けているので

家族でバスケ漬けの生活でした

二人とも真面目に取り組み

サボることなく雨でも風でも雪でも練習に行って

家族で話すこともバスケのプレーの事だったり

仲間とお喋りしたことだったり

とても楽しそうでした

バスケ部を辞めたいと言い始めたのは

四年生の秋くらい

あいつら俺にパスよこさないんだ

ちゃんと練習しないから出来るようにならないのに

俺はちゃんとやってるのに

あいつらが悪いんだ

ってずっと怒ってましたプンプン

ハルトは兄のプレーを間近で見ているので

容量良く、それなりに身体能力もあってこなせていたんです

先生やコーチからもみんなも上手くなるから

合わせてやってよ

と励ましてもらっていました

そんな気持ちの浮き沈みが何度かありながらも

バスケが好きで続けていました

だけど

ちょっとずつ仲間との気持ちのズレが噛み合わなくなって行ったようです

五年生の一学期に不登校になり

夏休みもバスケの練習へ行ったり行かなかったり
していました

同じクラスになったバスケ部の子に

休み時間バスケで遊ぼうと声をかけても

自分だけ仲間外れにされたり

朝練を寝坊して行けなかったら

嘘つくな、サボったんだろ?って信じてもらえなくて無視されたりしたんだって

それで、やっぱりまた同じ事で怒ってる

あいつら練習もちゃんとやらないで

先生見てないとふざけてばっかり

ちゃんとやらないから上手くならない

パス取れない

あいつらが悪いんだ

俺はやってるのに

もやもや

その時にハルトの気持ちを聞きながら

思いついた事を話しかけていったんです

くるくる

あいつなんで嫌な事するんだよ

嫌なことするあいつが嫌いだよ

一緒に遊べなくて悲しかったなぁ

仲間に入れてくれなくて寂しかったなぁ

嘘ついてないのに信じてもらえなくて悲しかったなぁ

信じてたのに裏切られて悲しかったなぁ

無視されて悲しかったなぁ

ほんとうは一緒に遊びたい

無視しないでよ

俺は練習頑張ってるんだよ

必死なんだよ

お前らも頑張れよ

ふざけてばっかりで

ずるいじゃないか

俺も楽しく練習したいよ

ハルトがやらなきゃ勝てないよって言われて

頑張るしかなかったんだよ

お前らも強くなれよ

強くなって試合に勝ちたいよ

みんなで頑張りたいよ

みんなで勝ちたいよ

なんでわかってくれないんだよ

ショボーン

わたしも話しかけながら気付いた

ほんとうはそんな風に思ってたんだなぁって

練習ふざけてる時にちゃんとやろうって

声かけしてたんだって

 先生の話し聞いてないから出来てないところ
アドバイスしたら

お前に言われたくないって言われてたんだって

ハルト、頑張ってたんだなぁ

家ではボーッとしてて話聞いてないし

みんな急いでるのにのんびりご飯食べてたりするマイペースな性格なのに

バスケでは集中して

気を張って

頑張って

無理していたのかもしれない

無理してたら辛くなるよね

頑張ってるのに虚しくなるよね

言っても聞いてもらえなくて

悲しかっただろうな

ハルトは自分で辞めると決めました

旦那もわたしも辞めて欲しくなかった

プレーする姿を見るのが嬉しかったし

バスケ部の子達との関わりが無くなってしまうのが悲しかった

だけど、ハルトがどうしたいか?

ハルトに任せました

ほんとうは

あいつらみたいに楽しく練習したかった

あいつらが羨ましかった

あいつらが好きだから

同じ気持ちで練習を頑張りたかった

そんな気持ちが隠れてた

あいつらが悪い

あいつら嫌い

って理由で辞めてたら

憎しみが残って

バスケをして来た事も嫌な思い出になっていたかもしれない

みんなのとこも大嫌いになっていたかもしれない

心の中のほんとうの気持ちに気がつけて

心が穏やかになって良かった

ハルトの中では一区切りついて

辞めることにしたみたい

ここまで続けて来たのにとか

モヤモヤ考える事もあるけど

わたしはハルトの選択した事を

大丈夫って信じて行きたいな