ツール9日目
今年のツール・ド・フランスは落車事故が多発しており、優勝候補選手の怪我も非常に多い状況です。
チームのキャプテン、ヴィノクロフ選手は転倒に巻き込まれ、大腿骨頭の骨折でリタイヤ(映像)
フォフォノフ選手も尺骨遠位部の骨折が見つかっております(競技は続行)
また第9ステージでは先頭グループの選手をVIPカーがハネるという事故も起きています(映像)
第6ステージでクロイツィゲルも落車で手首を痛めましたが、2度のレントゲンでも骨折はみつかっておりません。
連日テカールによる非熱で対応しておりますが、腫張のコントロールという点で、非常に効果を実感しています。「みるみる腫れが引いてくる」という言葉をインストラクターから聞いていましたが、「なるほど、こう言うことか」と私も今回それを確認した次第です。
RICE処置以外で物量を積極的に使えるのは大きな選択肢が一つ増えることであり、
特に選手から効果があるという声を聞けるのは、現場ではとてもありがたい事です。
第9ステージは私はチームカーにてレースを追走しました。
選手に食料や水を渡したり、それをするフリをしながら選手を集団に復帰させたり・・
狭い道の中選手のサポートをするのは本当に骨の折れる作業でした。
チームのキャプテン、ヴィノクロフ選手は転倒に巻き込まれ、大腿骨頭の骨折でリタイヤ(映像)
フォフォノフ選手も尺骨遠位部の骨折が見つかっております(競技は続行)
また第9ステージでは先頭グループの選手をVIPカーがハネるという事故も起きています(映像)
第6ステージでクロイツィゲルも落車で手首を痛めましたが、2度のレントゲンでも骨折はみつかっておりません。
連日テカールによる非熱で対応しておりますが、腫張のコントロールという点で、非常に効果を実感しています。「みるみる腫れが引いてくる」という言葉をインストラクターから聞いていましたが、「なるほど、こう言うことか」と私も今回それを確認した次第です。
RICE処置以外で物量を積極的に使えるのは大きな選択肢が一つ増えることであり、
特に選手から効果があるという声を聞けるのは、現場ではとてもありがたい事です。
第9ステージは私はチームカーにてレースを追走しました。
選手に食料や水を渡したり、それをするフリをしながら選手を集団に復帰させたり・・
狭い道の中選手のサポートをするのは本当に骨の折れる作業でした。
ツール5日目
今回のツール・ド・フランスでは、
ローマン・クロイツィゲル
パオロ・ティラロンゴ
の施術を担当しています。
ティラロンゴは、元ランプレの選手でテカールセラピーの要望が毎日出ております。
選手が激しいトレーニングの回復期と合わせ筋が全体的に膨張するように張りが出る時があります。
ティラロンゴはツール・ド・フランスが始まる5日ほど前からそのような症状が特に左半身出ていて、中殿筋の辺りの張りが非常に気になると訴えていました。
このケースは疲労による張りではないので、マッサージ施術でも緩む感覚が得られないのですが、テカールでの効果はかなり感じることが出来ます。
連日マッサージの前に背中からハムにかけてテカールを15分行う形でしたが、現在は全く気にならないレベルまでになっております。
スポーツ選手のコンディショニングにテカールを入れるのはティラロンゴのケースのようにかなり有効ですが、日本においてもその辺を上手くアピールしていきたいところです。


今回はこのようなキャンピングカーでホテルに移動しています。テカールもこれで運搬しています。
昨日は滞在先ホテルをレースが通過。間近で見るとすごいスピードです。
ローマン・クロイツィゲル
パオロ・ティラロンゴ
の施術を担当しています。
ティラロンゴは、元ランプレの選手でテカールセラピーの要望が毎日出ております。
選手が激しいトレーニングの回復期と合わせ筋が全体的に膨張するように張りが出る時があります。
ティラロンゴはツール・ド・フランスが始まる5日ほど前からそのような症状が特に左半身出ていて、中殿筋の辺りの張りが非常に気になると訴えていました。
このケースは疲労による張りではないので、マッサージ施術でも緩む感覚が得られないのですが、テカールでの効果はかなり感じることが出来ます。
連日マッサージの前に背中からハムにかけてテカールを15分行う形でしたが、現在は全く気にならないレベルまでになっております。
スポーツ選手のコンディショニングにテカールを入れるのはティラロンゴのケースのようにかなり有効ですが、日本においてもその辺を上手くアピールしていきたいところです。


今回はこのようなキャンピングカーでホテルに移動しています。テカールもこれで運搬しています。
昨日は滞在先ホテルをレースが通過。間近で見るとすごいスピードです。
ツール2日目
今回のツール・ド・フランスのアスタナの構成です。
選手9人
監督3人
広報1人
医師1人
オステオパタ1人
コック1人
マッサー5人
メカニック3人
カザフスタンTV1人
ユーロスポーツ密着取材2人
合計27人という大所帯です。
国別に見ると、カザフスタン9人、フランス4人、イタリア人4人、スペイン3人、ベルギー2人、ウクライナ2人、チェコ1人、リトアニア1人、スイス1人、日本1人の10カ国
今回の遠征での共通言語は特にはなく、その場の状況に応じ皆が使い分けるという具合です。
ロシア語が飛び書くことが多く、その時はもうさっぱり理解できません。
私はこのツール・ド・フランスではレースには同行せず、ホテルに先回をしています。
マッサー2人、オステオパタ1人、コック1人、メカニック1人の5人が、乗用車、キャンピングカー、大型トラックに別れて移動します。
乗用車が第一陣で、ホテルのチェックインと駐車場の場所確保、キャンピングカーが食材の買出し、チームトラックがすべての荷物をまとめ最後に到着するという段取りをとっています。
到着後はチームトラックの電気、水回りの設置をし、翌日のレースの準備をするといった具合です。
レースに同行するのと比べ、非常の落ち着いた仕事が可能ですが、これもホテルの立地条件や人材といったところに左右される面もあります。
駐車場からホテルまで距離のある場合は、荷物の搬入で時間ロスと大変な労力を強いられることもありますし、夕方までチェックインをさせないホテル、コックを厨房に立ち入れないホテルも幾つかあるでしょう。
特に問題がない場合は選手たちが到着する約1~2時間前に、すべての仕事が終わるという感じです。
そして、今回はジロとは違い、スタッフに置いても1軍が集まっていることもあり、仕事は今のところ非常にスムーズです。


選手9人
監督3人
広報1人
医師1人
オステオパタ1人
コック1人
マッサー5人
メカニック3人
カザフスタンTV1人
ユーロスポーツ密着取材2人
合計27人という大所帯です。
国別に見ると、カザフスタン9人、フランス4人、イタリア人4人、スペイン3人、ベルギー2人、ウクライナ2人、チェコ1人、リトアニア1人、スイス1人、日本1人の10カ国
今回の遠征での共通言語は特にはなく、その場の状況に応じ皆が使い分けるという具合です。
ロシア語が飛び書くことが多く、その時はもうさっぱり理解できません。
私はこのツール・ド・フランスではレースには同行せず、ホテルに先回をしています。
マッサー2人、オステオパタ1人、コック1人、メカニック1人の5人が、乗用車、キャンピングカー、大型トラックに別れて移動します。
乗用車が第一陣で、ホテルのチェックインと駐車場の場所確保、キャンピングカーが食材の買出し、チームトラックがすべての荷物をまとめ最後に到着するという段取りをとっています。
到着後はチームトラックの電気、水回りの設置をし、翌日のレースの準備をするといった具合です。
レースに同行するのと比べ、非常の落ち着いた仕事が可能ですが、これもホテルの立地条件や人材といったところに左右される面もあります。
駐車場からホテルまで距離のある場合は、荷物の搬入で時間ロスと大変な労力を強いられることもありますし、夕方までチェックインをさせないホテル、コックを厨房に立ち入れないホテルも幾つかあるでしょう。
特に問題がない場合は選手たちが到着する約1~2時間前に、すべての仕事が終わるという感じです。
そして、今回はジロとは違い、スタッフに置いても1軍が集まっていることもあり、仕事は今のところ非常にスムーズです。


ツール・ド・フランス1日目
ツール・ド・フランス初日は、非常にハイペースで進み、落車が多発する厳しいステージとなりました。
アスタナは4人の選手が落車したものの、幸い怪我も大事には至りませんでした。
但し、ゴールまで10キロ地点で起きた大落車に新人賞と総合上位を狙うクロイツィゲル選手が巻き込まれ約2分の遅れでゴール。
ライバル選手の殆どが先頭でゴールをしている中、初日から非常に痛い形でタイムロスをしております。その時の映像
落車への対応ですが、チームにはオステオパシーのフランス人、セルジョ・パオレッティ氏が同行しておりその対応に当たっています。
転倒による打撲や関節部位の急性症状に対して、RICE処置の前に、積極的な徒手療法を行っています。
「骨のズレ」を急性の腫張がある段階で取るというスタイルです。
カイロプラクティック、オステオパシーはヨーロッパでは自転車に限らずサッカーや陸上において、近年需要がふえている傾向にあります。
日本における普及が見られないのと対照的です。
患者の主訴に対し多角的に原因を分析する点、つまり”診立て”に関しての能力は、非常に高い物がります。
ただ私の個人的な感想として、彼らの手技療法の技術にはバラつきもあり、医療事故に近いケースも私は何度か見てきました。
人材による見極めが重要な世界なのかもしれません。
チーム同行のパオレッティ氏は著書も多く、今年の9月に日本でもセミナーを開催するほどの方です。
私が知る限りでもオステオパシーでもアジャストを最小限にとどめる者、積極的に使う者様々ですが、彼の手法は非常にアグレッシブに見えます。
ただ選手も好き嫌いがあるようで、毎日通う選手もいれば、彼に体を触らせないという選手もいます。
昨日はクロイツィゲル選手が落車で地面に手を付いた際に、手首を痛めています。
手関節の腫れもあり、非熱で対応に当たりました。
特に競技に影響が出るほどのケガではないので大事には至らないでしょう。

アスタナは4人の選手が落車したものの、幸い怪我も大事には至りませんでした。
但し、ゴールまで10キロ地点で起きた大落車に新人賞と総合上位を狙うクロイツィゲル選手が巻き込まれ約2分の遅れでゴール。
ライバル選手の殆どが先頭でゴールをしている中、初日から非常に痛い形でタイムロスをしております。その時の映像
落車への対応ですが、チームにはオステオパシーのフランス人、セルジョ・パオレッティ氏が同行しておりその対応に当たっています。
転倒による打撲や関節部位の急性症状に対して、RICE処置の前に、積極的な徒手療法を行っています。
「骨のズレ」を急性の腫張がある段階で取るというスタイルです。
カイロプラクティック、オステオパシーはヨーロッパでは自転車に限らずサッカーや陸上において、近年需要がふえている傾向にあります。
日本における普及が見られないのと対照的です。
患者の主訴に対し多角的に原因を分析する点、つまり”診立て”に関しての能力は、非常に高い物がります。
ただ私の個人的な感想として、彼らの手技療法の技術にはバラつきもあり、医療事故に近いケースも私は何度か見てきました。
人材による見極めが重要な世界なのかもしれません。
チーム同行のパオレッティ氏は著書も多く、今年の9月に日本でもセミナーを開催するほどの方です。
私が知る限りでもオステオパシーでもアジャストを最小限にとどめる者、積極的に使う者様々ですが、彼の手法は非常にアグレッシブに見えます。
ただ選手も好き嫌いがあるようで、毎日通う選手もいれば、彼に体を触らせないという選手もいます。
昨日はクロイツィゲル選手が落車で地面に手を付いた際に、手首を痛めています。
手関節の腫れもあり、非熱で対応に当たりました。
特に競技に影響が出るほどのケガではないので大事には至らないでしょう。

ツール・ド・フランス
お久しぶりです。
27日の深夜にイタリアに到着しております。
ロストバゲージの関係で28日に陸路でフランスに出発するの予定を1日伸ばし対応をしましたが、無事にスーツケースも受け取り、今はフランスに入っております。
フランスのホテルに到着するまで、テカールが忘れられていないか心配でしたが、無事に積み込みされており昨日よりテカールセラピーも再開しています。
ただし、チーム倉庫に預けておいた通電クリームとダンボール&スチロールは、再三の催促にもかかわらず見事に忘れられていました。
通電クリームは、忘れられることを想定して日本から持ってきていたので、助かりました。
ジロではアスタナチームとの帯同は大変に苦労いたしましたが、このツール・ド・フランスではスタッフに置いても”一軍”が集まっており、その辺ではジロよりもクオリティの高いサポートが可能になりそうです。
今回、私はレースに帯同せず、ホテル組に回ります。
ホテルに先回り準備を整え選手の到着後直ぐに施術に入るよう準備を整えますが、施術時間の確保以上に、私自身が心を落ちつかせた状態で施術出来ることが大きいと思います。
レース帯同をすると、現場の喧騒を引きずったまま施術に入るため、気持ちを切り替える必要がありますが、その点に置いては良い環境で仕事が出来ると思います。
5月のジロ・デ・イタリアと比較しても、規模、重要度、注目度の全てにおいて比較にならないくらいツール・ド・フランスは大きなイベントです。
ジロに引き続き、テカールの有効性をアピールしていきたいところです。
「INDIBA ACTIVE」のTシャツも本日受け取りました!
今後「テカールセラピー」に変わる名称がどのようになるのか、その辺はご指示を頂けたらと思います。


27日の深夜にイタリアに到着しております。
ロストバゲージの関係で28日に陸路でフランスに出発するの予定を1日伸ばし対応をしましたが、無事にスーツケースも受け取り、今はフランスに入っております。
フランスのホテルに到着するまで、テカールが忘れられていないか心配でしたが、無事に積み込みされており昨日よりテカールセラピーも再開しています。
ただし、チーム倉庫に預けておいた通電クリームとダンボール&スチロールは、再三の催促にもかかわらず見事に忘れられていました。
通電クリームは、忘れられることを想定して日本から持ってきていたので、助かりました。
ジロではアスタナチームとの帯同は大変に苦労いたしましたが、このツール・ド・フランスではスタッフに置いても”一軍”が集まっており、その辺ではジロよりもクオリティの高いサポートが可能になりそうです。
今回、私はレースに帯同せず、ホテル組に回ります。
ホテルに先回り準備を整え選手の到着後直ぐに施術に入るよう準備を整えますが、施術時間の確保以上に、私自身が心を落ちつかせた状態で施術出来ることが大きいと思います。
レース帯同をすると、現場の喧騒を引きずったまま施術に入るため、気持ちを切り替える必要がありますが、その点に置いては良い環境で仕事が出来ると思います。
5月のジロ・デ・イタリアと比較しても、規模、重要度、注目度の全てにおいて比較にならないくらいツール・ド・フランスは大きなイベントです。
ジロに引き続き、テカールの有効性をアピールしていきたいところです。
「INDIBA ACTIVE」のTシャツも本日受け取りました!
今後「テカールセラピー」に変わる名称がどのようになるのか、その辺はご指示を頂けたらと思います。


ジロ15日目
更新日数が大幅に空き申し訳ありません。
以前にもブログにもジロのスタッフ構成について不安があると書きましたが、
今回は経験値の低いスタッフで構成されている関係上、私の予想以上に混乱が現場でおきている状況です。
自転車競技に置いて、ビッグクラブと小規模チームでは運営やスタッフのクオリティには大きく差があります。
アスタナのように、人員や設備の規模が大きく、多数の備品に溢れるチームでは、スタッフ同士の緻密が連携が絶対になるのですが、
今年から加入した数名いる小規模クラブでしか経験のないスタッフが機能していない状況です。
小規模チームとはいえ彼らも10年以上のキャリアとプライドもありますので、その手法を押し通すところがありますが、彼らの無責任かつ勝手な行動こそが問題をややこしくしています。それをカバーする仕事で非常に苦労している状況ですが、私もここまで肉体的精神的に厳しい遠征は久しぶりです。
それでも状況は少しずつですが改善には向かっていると思います。
アスタナスタッフは基本的に2グループに別れており、今回ジロには参加していないツール・ド・フランス組のスタッフも存在します。
前回のロマンディではそちらのグループと共に仕事をしましたが、優秀なスタッフが集まっていることもあり、非常にクオリティの高い仕事が出来ていました。今回は残念ですが対照的です。
ジロは2週を終え、昨日は2度目の休息日でした。
成績はクロイツィゲル選手が現在総合8位。
クロイツィゲルが目標としていた表彰台圏内は難しい状況になりましたがトップ5位以内は目指せる状況です。
ただU25対象の新人賞はクロイツィゲルが現在1位。
マリアビアンカと言われる白い新人賞のジャージを着用しています。
そしてチーム総合成績も、現在アスタナが1位。
クロイツィゲルの新人賞とチーム総合成績1位は、なんとしてでもゴールのミラノまで維持したいタイトルです。
テカールに関する状況は大幅に変わっております。
今回は
クロイツィゲル
スタンゲリ(スロベニアチャンピオン)
の施術を担当していますが、
腰椎椎間症からの坐骨神経痛に苦しむ、マッシャレッリ(イタリア人)の治療もテカールで行っています。
マッシャレッリ選手は元々椎間板の神経根症状を長年にわたり持つ選手ですが、レース中の転倒により、その症状がかなり悪化しています。
そこでチームのドクターの判断のもと、監督命令でテカールを治療を行う指示が私に出ております。
チームにはオステオパシーが帯同していたり、マッシャレッリは他のマッサーが担当していたりと、本人がテカールを希望しても、今までは私も他のセラピストとの関係に気を遣いながら判断をする必要がありましたが、今回はチーム監督から公式にテカールの指示が出たので、問題なく施術ができるようになりました。
そして今回は初めて「チームの指示として私の担当外選手のテカールを行う」ことになので、機器に関しても私の私物としての扱いから、チームの備品と同等の扱いになり、運搬、設置、保管場所においても「格上げ」となりました。
特に運搬や保管スペースに置いて他のスタッフから苦情も正直出ていたので、今までは邪魔にならないよう保管場所に気を遣い、出来るだけ運搬も自ら行う必要がありましたが、現在は出し入れの自由な保管場所に移り、私がレースからホテルに到着すれば、テカールが私の部屋に運搬、設置されている状況になっております。
テカールの立場がチームの運営から公式に認められる非常に良い流れであり、まさに私が望んでいた展開でもあります。
とはいえ、この流れがジロで止まらぬよう、更にテカールの有効性を示していかなければなりません。
担当するスタンゲリ選手は、
ジロ開始直後は、2日に一回のテカールマッサージを行っていましたが、本人の希望により毎日行っています。
今年38歳のベテラン選手で、やはり回復に関しての衰えを感じている選手です。
手技によるマッサージにテカールを併用することで、疲労回復に明らかに違いを感じるとのこと。
私も疲労回復を目的としたテカール施術というものを、あまり行っていませんでしたが、この2ヶ月の欧州遠征において、持久系スポーツにおけるその有効性と可能性を大いに感じているところです。
ただし、その手技や方法において、私の中に確立した基本手技やイメージは定まっておらず試行錯誤な状態なのも事実です。
帰国後の課題の一になりそうです。
その他の選手もテカールを希望する選手は多くおります。
前述のマッシャレッリの件と同様、選手の希望を簡単に受けるわけにはいかないのと、また時間的に全員に対応するのは無理なので、その辺は監督やドクターの判断に任せています。
テカールがチームに正式に導入されることが望ましいですが、その動きに繋がるよう貢献したいところです。
おかげで仕事は施術に関しても大変に忙しい状況ですが、こちらに関しての忙しさは大歓迎です。






以前にもブログにもジロのスタッフ構成について不安があると書きましたが、
今回は経験値の低いスタッフで構成されている関係上、私の予想以上に混乱が現場でおきている状況です。
自転車競技に置いて、ビッグクラブと小規模チームでは運営やスタッフのクオリティには大きく差があります。
アスタナのように、人員や設備の規模が大きく、多数の備品に溢れるチームでは、スタッフ同士の緻密が連携が絶対になるのですが、
今年から加入した数名いる小規模クラブでしか経験のないスタッフが機能していない状況です。
小規模チームとはいえ彼らも10年以上のキャリアとプライドもありますので、その手法を押し通すところがありますが、彼らの無責任かつ勝手な行動こそが問題をややこしくしています。それをカバーする仕事で非常に苦労している状況ですが、私もここまで肉体的精神的に厳しい遠征は久しぶりです。
それでも状況は少しずつですが改善には向かっていると思います。
アスタナスタッフは基本的に2グループに別れており、今回ジロには参加していないツール・ド・フランス組のスタッフも存在します。
前回のロマンディではそちらのグループと共に仕事をしましたが、優秀なスタッフが集まっていることもあり、非常にクオリティの高い仕事が出来ていました。今回は残念ですが対照的です。
ジロは2週を終え、昨日は2度目の休息日でした。
成績はクロイツィゲル選手が現在総合8位。
クロイツィゲルが目標としていた表彰台圏内は難しい状況になりましたがトップ5位以内は目指せる状況です。
ただU25対象の新人賞はクロイツィゲルが現在1位。
マリアビアンカと言われる白い新人賞のジャージを着用しています。
そしてチーム総合成績も、現在アスタナが1位。
クロイツィゲルの新人賞とチーム総合成績1位は、なんとしてでもゴールのミラノまで維持したいタイトルです。
テカールに関する状況は大幅に変わっております。
今回は
クロイツィゲル
スタンゲリ(スロベニアチャンピオン)
の施術を担当していますが、
腰椎椎間症からの坐骨神経痛に苦しむ、マッシャレッリ(イタリア人)の治療もテカールで行っています。
マッシャレッリ選手は元々椎間板の神経根症状を長年にわたり持つ選手ですが、レース中の転倒により、その症状がかなり悪化しています。
そこでチームのドクターの判断のもと、監督命令でテカールを治療を行う指示が私に出ております。
チームにはオステオパシーが帯同していたり、マッシャレッリは他のマッサーが担当していたりと、本人がテカールを希望しても、今までは私も他のセラピストとの関係に気を遣いながら判断をする必要がありましたが、今回はチーム監督から公式にテカールの指示が出たので、問題なく施術ができるようになりました。
そして今回は初めて「チームの指示として私の担当外選手のテカールを行う」ことになので、機器に関しても私の私物としての扱いから、チームの備品と同等の扱いになり、運搬、設置、保管場所においても「格上げ」となりました。
特に運搬や保管スペースに置いて他のスタッフから苦情も正直出ていたので、今までは邪魔にならないよう保管場所に気を遣い、出来るだけ運搬も自ら行う必要がありましたが、現在は出し入れの自由な保管場所に移り、私がレースからホテルに到着すれば、テカールが私の部屋に運搬、設置されている状況になっております。
テカールの立場がチームの運営から公式に認められる非常に良い流れであり、まさに私が望んでいた展開でもあります。
とはいえ、この流れがジロで止まらぬよう、更にテカールの有効性を示していかなければなりません。
担当するスタンゲリ選手は、
ジロ開始直後は、2日に一回のテカールマッサージを行っていましたが、本人の希望により毎日行っています。
今年38歳のベテラン選手で、やはり回復に関しての衰えを感じている選手です。
手技によるマッサージにテカールを併用することで、疲労回復に明らかに違いを感じるとのこと。
私も疲労回復を目的としたテカール施術というものを、あまり行っていませんでしたが、この2ヶ月の欧州遠征において、持久系スポーツにおけるその有効性と可能性を大いに感じているところです。
ただし、その手技や方法において、私の中に確立した基本手技やイメージは定まっておらず試行錯誤な状態なのも事実です。
帰国後の課題の一になりそうです。
その他の選手もテカールを希望する選手は多くおります。
前述のマッシャレッリの件と同様、選手の希望を簡単に受けるわけにはいかないのと、また時間的に全員に対応するのは無理なので、その辺は監督やドクターの判断に任せています。
テカールがチームに正式に導入されることが望ましいですが、その動きに繋がるよう貢献したいところです。
おかげで仕事は施術に関しても大変に忙しい状況ですが、こちらに関しての忙しさは大歓迎です。






ジロ、3日目
ジロは3日目を終了し、トリノから南下を開始しています。
現在はジェノバにおります。
今週は地中海沿岸を通り、シチリア島のエトナ山まで南下します。
本日のレースではベルギーの選手が下りで転倒し死亡する悲しい事故が起こっています。
亡くなった選手は、ベルギーの26歳の有望選手です。
自転車レースは公道を使用し、時には法定速度を越えるスピードで駆け抜ける危険な競技。
競技の安全性を改めて問われる事故となってしまいました。
本日は特にスタート直後から転倒の多いレースで、大会側の無線放送も、頻発する落車のニュースを伝えていました。
選手間でも今日のコースは危険との認識から、強調してスピードを抑えようという話が行われていたようですが、近年の競技選手の国際化から、それを守らない選手が多く、特に今日はレベルの低い選手の無謀な走りが目立っていたようです。
昨日は欧州最大のスポーツ専門チャンネル、ユーロスポーツの密着取材を受けました。
欧州とその近隣国25カ国で放送された模様です。
日本では放送されませんでしたが、ネットでの配信は行われています。
動画:ユーロスポーツ"InSIDE ASTANA TEAM"(英語)
現在レースの生中継の直前にアスタナチーム内部のドキュメンタリー番組が放送されています。
放送は大会期間中毎日で一回の放送時間は3分ほど。今回は私に密着が入った回となりました。
私はテカールセラピーの施術風景と説明にかなり時間をさいたのですが、見事にカットされています。
これは非常に残念でした。(3分33秒付近から2秒ほど機械の露出があるのみ)
ただクロイツィゲル選手には引き続きTVクルーが密着していますので、テカール施術を紹介できる可能性はあると思っています。
テカールセラピーは担当のクロイツィゲル、スタンゲリとも大変に気に入っております。
第2ステージ直後はクロイツィゲル選手は一過性の軽い腹痛でお腹が緩い状態でしたが、
マッサージの最中に、腹部のレスをセルフにて10分ほど行ってもらった結果、症状はかなり改善されるということもありました。
スタンゲリ選手はアレルギー性の鼻炎と、トレーニング期からの回復が遅れていて、レース中は心拍が上がらない、全身の倦怠感といった症状が出ております。
本人の希望もあり、テカールによるマッサージを2日に一回の割合で行っています。
経験値が高く、自己管理もしっかりできている選手なので、山岳に入り競技が本格的に始まる10日目以降には間に合うと思います。
現在はジェノバにおります。
今週は地中海沿岸を通り、シチリア島のエトナ山まで南下します。
本日のレースではベルギーの選手が下りで転倒し死亡する悲しい事故が起こっています。
亡くなった選手は、ベルギーの26歳の有望選手です。
自転車レースは公道を使用し、時には法定速度を越えるスピードで駆け抜ける危険な競技。
競技の安全性を改めて問われる事故となってしまいました。
本日は特にスタート直後から転倒の多いレースで、大会側の無線放送も、頻発する落車のニュースを伝えていました。
選手間でも今日のコースは危険との認識から、強調してスピードを抑えようという話が行われていたようですが、近年の競技選手の国際化から、それを守らない選手が多く、特に今日はレベルの低い選手の無謀な走りが目立っていたようです。
昨日は欧州最大のスポーツ専門チャンネル、ユーロスポーツの密着取材を受けました。
欧州とその近隣国25カ国で放送された模様です。
日本では放送されませんでしたが、ネットでの配信は行われています。
動画:ユーロスポーツ"InSIDE ASTANA TEAM"(英語)
現在レースの生中継の直前にアスタナチーム内部のドキュメンタリー番組が放送されています。
放送は大会期間中毎日で一回の放送時間は3分ほど。今回は私に密着が入った回となりました。
私はテカールセラピーの施術風景と説明にかなり時間をさいたのですが、見事にカットされています。
これは非常に残念でした。(3分33秒付近から2秒ほど機械の露出があるのみ)
ただクロイツィゲル選手には引き続きTVクルーが密着していますので、テカール施術を紹介できる可能性はあると思っています。
テカールセラピーは担当のクロイツィゲル、スタンゲリとも大変に気に入っております。
第2ステージ直後はクロイツィゲル選手は一過性の軽い腹痛でお腹が緩い状態でしたが、
マッサージの最中に、腹部のレスをセルフにて10分ほど行ってもらった結果、症状はかなり改善されるということもありました。
スタンゲリ選手はアレルギー性の鼻炎と、トレーニング期からの回復が遅れていて、レース中は心拍が上がらない、全身の倦怠感といった症状が出ております。
本人の希望もあり、テカールによるマッサージを2日に一回の割合で行っています。
経験値が高く、自己管理もしっかりできている選手なので、山岳に入り競技が本格的に始まる10日目以降には間に合うと思います。
ジロ・ディ・イタリア開幕
いよいよジロ・ディ・イタリアが開幕いたしました。
イタリア統一150周年記念大会として、イタリアの統一時の首都トリノをスタート。
3週間かけてイタリアを1周、ゴールのミラノまで3524.5キロの道のりです。参照:ジロ・ディ・イタリア公式HP、ウィキペディア
TVや新聞もトップの扱いで、イタリアに置いて自転車競技が1年の中で最も注目される時期でもあります。
アスタナのジロの構成は、
選手9人
監督3人
マッサー5人
メカニック3人
オステオパタ1人
ドクター1人
広報1人
計23人。
その他
スポンサー関係者やユーロスポーツのTV密着等もあり、30人ほどの一団となっております。
やはり大きな大会だけあり、多くの関係者が舞台裏でも様々に活動しています。
私の担当選手は
ロマン・クロイツィゲル
ゴラツ・スタンゲリ(スロベニア人、現役スロベニアチャンピオン)
クロイツィゲル選手、スタンゲリ選手とも周到な準備でジロに乗り込んでおります。
テカールマッサージは開幕の2日前に行っています。
疲労回復を狙ったテカールセラピーは週2回を予定。
局所の治療ではその都度使用する予定でおります。
疲労回復のテカールセラピーにつては、テカール公式スポンサーチームのランプレのスタッフから色々と情報を聞き出そうと思っております。
ジロの最中は他チームとの交流する機会にも恵まれる事も多いと思います。
6日金曜はトリノ市内の中心部で大勢の観衆の中でのプレゼンテーション。
本日7日は第1ステージ、20キロのチームタイムトライアルが行われています。
本日のアスタナの成績を見ると、ジロ・ディ・イタリアの出だしとして決して良い結果とは言えませんでしたが、3500キロ以上の道のりの中でわずか20キロのみを進んだ段階です。
この大会は日本のjsportsでも連日生放送されています。
インターネットではシクロワイアードにおいて日本語記事が充実しています。




イタリア統一150周年記念大会として、イタリアの統一時の首都トリノをスタート。
3週間かけてイタリアを1周、ゴールのミラノまで3524.5キロの道のりです。参照:ジロ・ディ・イタリア公式HP、ウィキペディア
TVや新聞もトップの扱いで、イタリアに置いて自転車競技が1年の中で最も注目される時期でもあります。
アスタナのジロの構成は、
選手9人
監督3人
マッサー5人
メカニック3人
オステオパタ1人
ドクター1人
広報1人
計23人。
その他
スポンサー関係者やユーロスポーツのTV密着等もあり、30人ほどの一団となっております。
やはり大きな大会だけあり、多くの関係者が舞台裏でも様々に活動しています。
私の担当選手は
ロマン・クロイツィゲル
ゴラツ・スタンゲリ(スロベニア人、現役スロベニアチャンピオン)
クロイツィゲル選手、スタンゲリ選手とも周到な準備でジロに乗り込んでおります。
テカールマッサージは開幕の2日前に行っています。
疲労回復を狙ったテカールセラピーは週2回を予定。
局所の治療ではその都度使用する予定でおります。
疲労回復のテカールセラピーにつては、テカール公式スポンサーチームのランプレのスタッフから色々と情報を聞き出そうと思っております。
ジロの最中は他チームとの交流する機会にも恵まれる事も多いと思います。
6日金曜はトリノ市内の中心部で大勢の観衆の中でのプレゼンテーション。
本日7日は第1ステージ、20キロのチームタイムトライアルが行われています。
本日のアスタナの成績を見ると、ジロ・ディ・イタリアの出だしとして決して良い結果とは言えませんでしたが、3500キロ以上の道のりの中でわずか20キロのみを進んだ段階です。
この大会は日本のjsportsでも連日生放送されています。
インターネットではシクロワイアードにおいて日本語記事が充実しています。




シクロワイアード連載記事について
去年の第一回中野セミナーの内容をまとめた短期連載がシクロワイアードにて始まりました。
第一回はテカールの施術についての内容になっています。
記事はセミナーに参加して頂いた朝日新聞のAREAのライター角田奈穂子さんです。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/57423
第一回はテカールの施術についての内容になっています。
記事はセミナーに参加して頂いた朝日新聞のAREAのライター角田奈穂子さんです。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/57423
ツール・ド・ロマンディ
ご無沙汰しております。
先週(4/26~5/1)はツール・ド・ロマンディ(スイス西部)に帯同しました。
参加選手は計8人、そのうちジロの調整組4人、6月まで一度シーズンの中休みに入る選手が4人、コンディション面でもバラつきのある編成でした。
ジロ調整組はエネルギーをセーブしての走りで、特に個人成績にこだわらず、あくまでジロに向けたコンディショニングが目的のレースとなりました。
アスタナチームは大変な大所帯なチームで、私もまたここで初顔合わせのスタッフと組んで仕事をしています。参照:チーム公式HPスタッフ
今回はマッサージ師は4人が帯同、スペイン人、ウクライナ人、カザフスタン人、日本人という具合です。ただ経験値の高いスタッフなこともあり仕事は非常にスムーズに出来ています。(ジロでは苦労しそうです)
今回は私はレースには帯同せず、ホテルの先回りを行いました。
チームのスペイン人メカニックと私の二人により大型トレーラーでの移動。
仕事内容もレース帯同とは変わり、レース後選手をホテルで受け入れる準備が主な仕事となります。
1日の流れは:
・朝、スタッフと選手のスーツケース、仕事道具や備品の積み込みが完了後チームトラックで次のホテルに移動。
・ホテルのチェックイン、部屋割り等が完了後、荷物を荷降ろし、搬入。
・チームトラックの電源と水道の接続(チームトラックには、メカニック用のコンプレッサー、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫が有る)
・ホテルと、夕食、翌朝の朝食メニューの交渉
・選手がホテル到着後にすぐに摂る食事の準備(茹でたじゃがいもorフルーツポンチ等)翌日のレースの選手用補給食の作成。
・etc
等の仕事を選手が到着する前に済ませます。
そして夕方6時頃に選手が到着、直ぐに施術に入る。という1日の流れです。




今回は
ロマン・クロイツィゲル
パオロ・ティラロンゴ(イタリア人)
の施術を担当しています。
ティラロンゴは元ランプレの選手で、やはりテカールに対する理解があります。
ランプレ時代にはツアー中はほぼテカールによるマッサージを受けていたとの事で、今回もリクエストで毎日テカールによるマッサージを行いました。
彼はジロに向けての調整段階で、トレーニング期からの疲労が抜け切れていない状況。
日毎に変わる調子の波に若干神経質になりつつも、
ランプレ時代に受けていたテカールマッサージがアスタナでも可能になったと大変に喜んでおりました。
私自身、今までは局所治療のみにおいてテカールを使用することが主でしたが、ここにきて全身マッサージの頻度が増えている状況です。
イタリア人アスリートから要望多いことからも、積極的回復が必要不可欠な持久系スポーツにおけるテカールの有効性には今後大きな可能性があり、また施術者からそのような提案する事も必要なのかと考えております。
ただ、私もかつてそうであったように、「機械に頼る=施術者として失格」と考える手技療法家は日本でも欧州でも少なくありません。アスタナのマッサーの間でもそのような声が上がりました。
そこで大切なのは、高周波の作用及びテカールとは施術者の正しい診立てと、確かな技術が必要不可欠であるという説明。そして他の物療とは明らかに違うセラピーであるという解説力です。私も現在現場においてその解説力が求められています。
ロマンディは第3ステージでヴィノクロフが区間優勝。
個人総合成績も3位で終了いたしました。
ヴィノクロフ選手はカザフスタンで昨年「年間最優秀スポーツ選手賞」を受賞するように、非常に有名であり、国家の英雄的存在として知られています。参照ウィキペディア
「アスタナ」とはカザフスタンの首都の名前であり、チームも国家予算で成り立っています。
年間20ミリオンユーロ(約24億円)の予算が出るのも、ヴィノクロフの存在があるからで、選手でありながら事実上彼がチーム組織のトップです。
今年のツール・ド・フランスで引退。その後チームのゼネラルマネージャーに就任する予定になっています。
今週の水曜日にジロ・ディ・イタリアのスタート地トリノに移動致します。
先週(4/26~5/1)はツール・ド・ロマンディ(スイス西部)に帯同しました。
参加選手は計8人、そのうちジロの調整組4人、6月まで一度シーズンの中休みに入る選手が4人、コンディション面でもバラつきのある編成でした。
ジロ調整組はエネルギーをセーブしての走りで、特に個人成績にこだわらず、あくまでジロに向けたコンディショニングが目的のレースとなりました。
アスタナチームは大変な大所帯なチームで、私もまたここで初顔合わせのスタッフと組んで仕事をしています。参照:チーム公式HPスタッフ
今回はマッサージ師は4人が帯同、スペイン人、ウクライナ人、カザフスタン人、日本人という具合です。ただ経験値の高いスタッフなこともあり仕事は非常にスムーズに出来ています。(ジロでは苦労しそうです)
今回は私はレースには帯同せず、ホテルの先回りを行いました。
チームのスペイン人メカニックと私の二人により大型トレーラーでの移動。
仕事内容もレース帯同とは変わり、レース後選手をホテルで受け入れる準備が主な仕事となります。
1日の流れは:
・朝、スタッフと選手のスーツケース、仕事道具や備品の積み込みが完了後チームトラックで次のホテルに移動。
・ホテルのチェックイン、部屋割り等が完了後、荷物を荷降ろし、搬入。
・チームトラックの電源と水道の接続(チームトラックには、メカニック用のコンプレッサー、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫が有る)
・ホテルと、夕食、翌朝の朝食メニューの交渉
・選手がホテル到着後にすぐに摂る食事の準備(茹でたじゃがいもorフルーツポンチ等)翌日のレースの選手用補給食の作成。
・etc
等の仕事を選手が到着する前に済ませます。
そして夕方6時頃に選手が到着、直ぐに施術に入る。という1日の流れです。




今回は
ロマン・クロイツィゲル
パオロ・ティラロンゴ(イタリア人)
の施術を担当しています。
ティラロンゴは元ランプレの選手で、やはりテカールに対する理解があります。
ランプレ時代にはツアー中はほぼテカールによるマッサージを受けていたとの事で、今回もリクエストで毎日テカールによるマッサージを行いました。
彼はジロに向けての調整段階で、トレーニング期からの疲労が抜け切れていない状況。
日毎に変わる調子の波に若干神経質になりつつも、
ランプレ時代に受けていたテカールマッサージがアスタナでも可能になったと大変に喜んでおりました。
私自身、今までは局所治療のみにおいてテカールを使用することが主でしたが、ここにきて全身マッサージの頻度が増えている状況です。
イタリア人アスリートから要望多いことからも、積極的回復が必要不可欠な持久系スポーツにおけるテカールの有効性には今後大きな可能性があり、また施術者からそのような提案する事も必要なのかと考えております。
ただ、私もかつてそうであったように、「機械に頼る=施術者として失格」と考える手技療法家は日本でも欧州でも少なくありません。アスタナのマッサーの間でもそのような声が上がりました。
そこで大切なのは、高周波の作用及びテカールとは施術者の正しい診立てと、確かな技術が必要不可欠であるという説明。そして他の物療とは明らかに違うセラピーであるという解説力です。私も現在現場においてその解説力が求められています。
ロマンディは第3ステージでヴィノクロフが区間優勝。
個人総合成績も3位で終了いたしました。
ヴィノクロフ選手はカザフスタンで昨年「年間最優秀スポーツ選手賞」を受賞するように、非常に有名であり、国家の英雄的存在として知られています。参照ウィキペディア
「アスタナ」とはカザフスタンの首都の名前であり、チームも国家予算で成り立っています。
年間20ミリオンユーロ(約24億円)の予算が出るのも、ヴィノクロフの存在があるからで、選手でありながら事実上彼がチーム組織のトップです。
今年のツール・ド・フランスで引退。その後チームのゼネラルマネージャーに就任する予定になっています。
今週の水曜日にジロ・ディ・イタリアのスタート地トリノに移動致します。
