皆、沢山の涙
流した?
沢山の悲しみ
繰り返していくうち
しっかり覚えるのは
この『弱さ』
惨めになって
不満だ!って
叫べたらどんなに
楽なんだろう?
素直になれないのが
もしも、
『大人なんだよ』
そう言うなら
なんて私達は
不器用なんだろう?
幼い頃なら
転んで泣いてたら
差し伸べられた
その手を何も
考えず掴んだだろう
もしも、
『子供のする事』と
言うのなら
今の私達は
どれだけの荷物を
背負っている?
私達の見てる世界は
ほんの一部で
私達の居場所が
片隅かもしれない
だけど太陽は眩しく
容赦なく照りつけ
木陰に逃げれば
『大丈夫!』もう
そんな言葉を言うな
緩やかな日差しが
そう語りかける
そのうちに夜が訪れ
月灯り
『一人になりたく
ないんだよ』
逃げるのは街の片隅
キラキラ光る
車のライトに
目を細め
人の足音さえ
楽しい音楽のように
聞こえてくる
皆、何を求める?
そして、また
朝がくるなら
それだけで
私達は幸せだ
いつかは訪れる
くる事のない朝
皆、同じだよ
私達の居場所は
ほんの片隅だ
不安なら
素直になれ
迷わずこの手を
掴めばいい
大人も子供も
皆、人間だ
苦しいと叫んで
悲しいと叫んで
わがままだと
言われたら
私が盾になる
『素直に生きて
何が悪い?』