２０２２年４月。

長野電鉄　２１００系です。

スノーモンキーという愛称がついている車両です。

３両編成が２本、合計６両が存在し特急列車に使用されています。

ちなみに。

この車両、初代成田エクスプレス用として製造された元JR東日本２５３系です。

廃車後、長野電鉄に譲渡されました。

現在でもJR東日本で使用されている２５３系もありますが。

こんな塗装で。

こんな内装で特急　日光・きぬがわ号に使われています（２０１４年３月撮影）。

ですが。

長野電鉄の２編成のうち１本は成田エクスプレスで使用していた当時の塗装です（もう１本は長野電鉄オリジナル塗装になっています）。

車内も当時のままです。

１号車はE２５７系などに似たタイプの座席です。

特急列車でよく見かける回転リクライニングシートです。

２号車・３号車は２５３系ならではの、リクライニングしない座席。

リクライニングしない上に回転しない集団見合い式に配列された座席です。

これで成田エクスプレスというJR東日本の特急だったんですからびっくり。

ちなみに２５３系は２０００年頃内装のリニューアル工事を行っており、これはリニューアル後の内装です。

リニューアル以前はこれまたびっくり、ボックスシートの特急でした。

鉄道ではあまり見かけないハットラック式の荷棚（＝飛行機で見かけるタイプの荷棚）。

これもJR時代からのものです。

忘れ物をしやすそう、メンテナンスしづらそうですが、見た目はいいと思います。

こんな感じで、E１編成は成田エクスプレス当時の状態を保っていました。

とはいえ、ぱっと見てわかる部分でも、ロゴマークやステッカーなど細かいところは長野電鉄仕様になっていました。

銘板です。

この編成は１９９１年に東急車輌（現在の総合車両製作所　JーTREC）で製造され、成田エクスプレスで使用されたあと廃車になり、平成２３年（２０１１年）に長野電鉄向けに改造されて現在に至っている模様です。

側面の行先表示器です。

１号車はLEDですが、2・3号車は幕式でした。

現在、７年に１度の善光寺御開帳が行われているので長野行きの方向幕は御開帳仕様でした。

「長野行きだから」というよりも善光寺下駅に臨時停車するA特急なので御開帳の方向幕だったのかな。

感想です。

いやー、懐かしかったです。

登場から３０年くらい経っているので傷んでいるのは事実ですが、手入れが行き届いているので、快適に乗車出来ました。

丁寧に使っていらっしゃる長野電鉄さんに感謝。

ではまた。

長野電鉄 ２１００系