以前は「面白くもないし飽きられているのにこのタレントはなんでいつまでも出ているのか」とか画面を見ながら文句を言っていました。最近はテレビが娯楽に占める割合は減ってきてので、ウザいタレントが出ている番組は見なくなったので無関心になりましたが、それでも好きなタレントがMCをしている番組は見ているので目につきます。
このことは前から気になっていたので考えてみました。
テレビの歴史からしたら、ここ最近10年程度のテレビを取り巻く環境の急激な変化はそれ以前とは比べ物にならないと思います。
何十年もパソコンを使っていた私としてもここ10年間のインターネット関連技術の急激な発展にはついて行くのが大変でした。
インターネット(YouTubeや動画配信サイトでストレスなく動画が見られるようになったのはスマホの普及したからでしょ)でストレスなく高画質で本格的に動画見られるようになったのはここ数年で、これに伴いテレビや雑誌等のメディアでの広告料よりもネット関連の広告料のほうが金額的に比率が上回っていてネット関連の比率は今後ますます増えていくでしょうから、バラエティーにかける予算はどんどん減っていることでしょう。 (以前はタレントが行っていたアシスタントも局アナに置き換わっていますね)
また、若者を中心にテレビが娯楽に占める割合が減っていて、テレビのヘビーユーザーは中高年に固定化されていてので番組の内容や出演しているタレントによって視聴率が大きく左右されることがなくなったのでしょう。
それなら人気が低いタレントのほうがギャラが安いから数合わせに使うには都合が良く、がや芸人のようにひな壇に座っているけど一時間番組でもしゃべることなく終わっていたり、番組制作のスタッフの悪ふざけで以前は流行ったギャグやキャラクターをやらされているのを見ると哀れに見えてしまうのは私だけでしょうか?
また、若者を中心に不満のはけ口がSNSを中心にしたインターネットになったので、テレビに出ている芸能人の苦情がテレビ局に言うことは減ったのでしょうし、私のように無関心になり無視する視聴者が増えたことでしょう。
制作としては、苦情が多数寄せられたものを放置すればネットであっという間に拡散して収集ができなくなるけど、苦情がなければある程度は責任逃れができることでしょう。
個人的な思いとしては、基本的には好きなので「ちょっとここ直してほしい」とか「直すともっと面白くなるのにな」と言う思いがあれば文句を言うけど、本気で嫌いな人はひたすら無視する出演してても眼中に入らなくなるので、昔から言われている「人は言われているときが花、言われなくなったら終わり」この言葉に気が付かないから消えていくのでしょうね。
まーこれは芸能人に限ったことではなく社会人全体にいえることですが。
もしかしたら、このことに気が付いているかもしれない番組が「マツコ・有吉のかりそめ天国」です。
この番組はスタジオはマツコと有吉弘行でアシスタントに局アナの久保田直子アナウンサーの3人で後はロケのVTRを流して二人が茶々をいれる内容でゲスト等賑やかしの芸能人はいません。
「マツコ」と「有吉弘行」と言う強烈な二人だから成立しているのか、二人のギャラが高いから予算の関係で他の芸能人を使えないのか内情はわかりませんが、バラエティー番組として成立しているしむしろすっきりしていて見やすく面白いです。
最近気が付いたのですが、テレビ離れが進んでいるのを象徴しているのが、ある程度人気があり名前を出せばアクセス数が稼げるであろうタレントのテレビ番組での発言がネット記事になっています。
テレビを見ていれば表題を見ると内容がわかるから記事を読まないけど、見てない人がたくさんいてある程度のプレビュー数が確保できるから定期的にネット記事になっているのでしょうね。