先日、子どもの参観日だった。

 教室で授業が始まると、そんなにエキサイトする場面があるわけじゃないし、大人にずっと見られてるのは、子どもたちも先生も嫌だろなーと思って、私は廊下に張り出している子どもたちの作品を見に行った。

 俳句‥かな?

 秋を題材にそれぞれ季語になりそうな言葉を使って作っている。私は、うちの子の作品を探した。

 あった‥ん?キョロキョロ

 俳句‥だよな。

 なんだろうこの違和感。

 五七五、じゃなくで四六六になっている。

 そして、周りに貼られた俳句は、お月見やハロウィンが頭にきているものが多いが、うちの子は季語がきのこだった。

 なんで字あまりか字たらずに?

 俳句のルール、分からないのかなぁとちょっと沈んだ。ショボーン

 しかし。

 一緒に来ていた夫に、それを示すと、「へぇーきのこを季語にするんや。確かに秋やね」と感心したふうに言った。


 ホンマやん。びっくりきのこ充分、秋の季語やん。


 途端に、重苦しかった私の胸が軽くなった。

 みんながハロウィンだのお月見だのメジャーどころの中、キノコ使ってる、すごいな🩷と見えてきた。きのこは秋だって、そんな事気づくんだな。(食べ物は30人中、うちの子のキノコと他はさつまいも1人。)


 教室に目を戻すと、うちの子は鉛筆を削っていた。

 授業中で鉛筆削ってる。先生に貸してもらった鉛筆削りらしく、返しに行く、もどって待機。今鉛筆使わないのに削っていた。けれど、それでガリガリやったから、落ち着いて椅子に触っていられるのかもしれない。


 グループに分かれて、何やら書き始めた。うちの子は、終始グループワークが楽しそうた。しかし、よく見ると、付箋を全部自分の前にはったり、すでに黒板に貼りに行くミッションは始まっているのに、先生の説明は聞こえていないようだった。ただし、グループの子みんな。


 おーい、前見ろよー

 はやく付箋、黒板貼りにいけよー

 付箋そこじゃなくて。


 気になる。

 あるべきところに置かないのを見ていて私はイラついていた。


 みていて、私が、いかに自分が正しい生徒でないと、と思ってきたか、急に気づいた。今すべき課題に気づき、すぐ課題遂行すること、先生の指示通りに。えー

 学校はそういうとこ!と、「〜せねばいけない!」が、意識に上らないぐらい、そう思い込んでいたんだ。びっくり

 

 みんなと楽しそうに過ごせてる。

 1年の時みたいに、やる事がわからなくて色鉛筆をハサミでザクザク切ったりしない。


 やがて、うちの子も黒板に付箋を貼りに行った。

 来て良かった、参観日。照れ

 また1人だけついていけない場面をみせられるのかと、心配で、今日この姿を見るまでは来たくなかったほどだったから。


 あー良かった。😊🫠