『ブラジルGPを総括』

今週末は今年最後のスプリントレースがある週末であり金曜日の一回のフリー走行では過去のGPからの教訓から殆ど一回のみの走行となった。

そして予選ではスタートが約15分遅れながら始まり雨が心配される中各チーム1秒以内に収まるなど僅差の予選を展開した。

最終的にはQ3始まる直前から黒雲が大きく見える中一回のアタックにとどまったQ3でスタート早々に出てたフェルスタッペンがポールポジションを獲得しルクレールがそれに続く形となった。

最後の方に出てきたドライバー達数人は雨に泣かされタイムが伸び悩みタイヤを使い切ってしまったペレスなども苦しい結果になった。

続いて土曜日のスプリントシュートアウトではSQ1でアロンソとオコンの接触で大幅な中断となった。

スプリントレースではスタート直後にフェルスタッペンがノリスをかわしその後はタイヤマネジメントをしながらのレースとなった。

角田はスタート直後順位を落とすも虎視眈々とタイヤが終わるのを待ちハミルトンをオーバーテイクし見事スプリント初ポイントに漕ぎ着けた。

そして日曜の決勝ではスタート前フォーメーションラップでルクレールがスピンをしリタイアとなった。

そしてスタート直後メインストレートでヒュルケンベルグとアルボンが接触しそれがマグヌッセンにもあたり結果的にはアルボン、マグヌッセンがリタイアする形となった。

またデブリに当たったリカルド、マグヌッセンに押されたピアストリも実質レースを終えた。

そして中盤から終盤にかけてはメルセデス勢のペースが悪くガスリーが大きく順位を上げそして角田も順位をあげるチャンスはあったがピット戦略で謎がありラッセルを抜くまでにとどまった。

そして終盤にはアロンソvsペレスと古参2人の白熱した抜きつ抜かれつの壮大な表彰台バトルがあり結果は100分の5秒でアロンソが勝った。

レースを見返すと周、ボッタス、ラッセルとリタイアが続出したレースとなり合計7台がリタイヤとあれたレースになった。

今週末は多くの印象的な出来事を生みGPを通して今年を印象付けるものが多く起きていたと感じた。





















『レッドブル』

レッドブルは今週フェルスタッペンの一発で出せる天性の才能が2人の運命をかえた。

予選で6セットタイヤを使ったペレスに対してフェルスタッペンは4セットとかなりの余裕を持たせた。

その結果Q3やスプリントシュートアウトで結果を多少なりとも左右させた。

しかしながらペレスは今週予選以外では速さが伸びとても今後に期待だ。





『フェラーリ』

フェラーリは今週ルクレールが予選ではタイムがよく期待できたがレースペースは以前からの問題であるタイヤに苦しみ2台とも苦しんだ。

ルクレールはまさかの決勝フォーメーションラップでクラッシュしそのままリタイヤとなった。

今後は予選ではいいところが見えているのでもっとレースベースを維持できるようになると強くなるだろう。





『メルセデス』

メルセデスは今週ペースに苦しんだ。

予選では思うように前に行けず決勝ではタイヤがすぐに終わってしまいハミルトンは最終スティントに立て直したもののかなり辛い戦いになった。

ラッセルはエンジン内の油温度があがりリタイヤに追い込まれた。

前半のハミルトン、ラッセルと速いラッセルが後ろと少し疑問に残る戦略があったのでトトがいるからにはしっかり統制をとってほしい。




『アルピーヌ』

アルピーヌは決勝ではガスリーが順位を上げ7位となりオコンは10位と両者ともにポイント獲得した。

しかしながら今週は苦しい週末が続いていた。

レースになると速くなる感覚なので予選でもその速さが見えるようになればいい戦いに臨めるだろう。





『マクラーレン』

マクラーレンはピアストリが今週運もなく残念な結果になったが一方ノリスはスプリントポールポジションスタートもスタートでフェルスタッペンに抜かされてしまった。

しかしスプリントではそのまま2位に終わり決勝でも2位になりまた表彰台を獲得となった。

ノリスは13回目の表彰台となりニコハイドフェルドの13回表彰台獲得優勝無しと記録に並んだ。





『アルファロメオ』

アルファロメオは今週決勝で2台揃ってリタイヤと残念な結果に終わった。

これからはレースペースも良くなく場所によって好不調が激しくそこが改善されないとポイント争いには絡めないだろう。





『アストンマーティン』

アストンマーティンは今週はアメリカ、メキシコと酷かった週末が嘘かのように見えたレースをした。

予選では2台揃ってセカンドロースタートと良いスタートをきり決勝でもそのポジションを活かしアロンソは久々の3位表彰台、ストロールも5位フィニッシュした。

また終盤のアロンソvsペレスの戦いは白熱し抜きつ抜かれつのレースを展開した。





『ハース』

ハースは今週全てが悪い方に動きポイント争いには程遠い結果になった。

予選では後方になり決勝ではスタートでマグヌッセン、ヒュルケンベルグが接触に絡まりマグヌッセンがリタイヤになってしまった。

その後ヒュルケンベルグはポイント争いにならず12位フィニッシュとなった。





『アルファタウリ』

アルファタウリは今週スプリント、決勝ともにいいペースになった。

予選では2台とも悪かったが、スプリントシュートアウトでは2台揃ってSQ3に進出しその結果スプリントでは角田がポイント獲得となった。

決勝では角田がミスで順位を落とすことはあったものの前戦の失敗からの学でしっかり相手のタイヤが終わるのを待ちオーバーテイクに至った。

しかし角田はピット戦略のタイミングがも少し良ければ順位が上がったのではないかなと思った。

リカルドは1周目にクラッシュから飛んできたタイヤがリヤウイングに当たりピットで赤旗中に修理し再び走れたものの周回遅れリスタートとなり実質戦線離脱となった。





『ウィリアムズ』

ウィリアムズはアルボンが決勝1周目にリタイヤとなってしまったがサージェントが11位とポイントまではあと一歩足りなかった。

ウィリアムズの車はコンディションによって最近は左右されて残念な方向に行っていることがあるのでそこが改善されればもの速さを活かせるだろう。





『次戦ラスベガスGPに向けて』

ラスベガスGPは今年初開催となるコースであり40年ぶりにF1が戻ってくる。

コースとしてはシティーコースはジェッダに続くコーススピード平均を持ち2箇所のDRSを保持する。

コースとしても初の開催であるため何が起きるか分からず各チームのセッティングにも要注目だ。