「アグネスさんを応援する」
 秀里 音子(学生 23歳 東京都)

タレントで人権活動家でもあるアグネス・チャンさんが、紛争
地帯であるソマリアを訪れたという。アグネスさんによると、
旅の目的は「現地の子供たちに心配しているから来たよと伝え
たい」とのことであった。なんと心優しく慈愛に満ちた女性で
あろうか。
ところが、そのアグネスさんに対して、様々な批難が集中して
いるという。例えば「そんな金があるなら送ってやれ」「アグ
ネスの顔を見ても腹は膨れない」「アグネスが行って何の役に
立つのか」などと、それはひどい内容である。中にはソマリア
人に「アグネスをやっつけて欲しい」と依頼する犯罪まがいの
声まであがっているらしい。だが、ちょっと待って欲しい。
アグネスさんを批判している馬鹿な男どもは、日頃ソマリアの
貧しい子供たちについて想いをいたしたことがあるだろうか。
アグネスさんに金を送れと言うのなら、その前に自分の財産を
ソマリアに寄付したらどうだろうか。アグネスさんが何の役に
立つのかを問う前に、自分がソマリアで役に立ってみるといい。
それもできずに、ただアグネスさんを攻撃している男どもは、
口先だけの卑怯者であり、その不甲斐なさには呆れるばかりだ。
それに「人はパンのみにて生きるに非ず」という御言葉もある。
確かに、アグネスさんの顔を見ても、空腹は満たされないかも
知れないが、その優しい笑顔に触れて心は満腹になるだろう。
ここまで書いたところで、アグネスさんの訪問先がソマリアで
はなく、ソマリランドであることが判明し、ますますアグネス
さんへの中傷が激しくなったようだ。だが、ソマリアとソマリ
ランドにどれほどの違いがあるというのか。そしてどこを訪問
しようが、それは女性の自由な権利である。男どもに批判する
資格などは無い。




※黒柳徹子さんが親善大使を勤める「国連のUNICEF」に対し
 アグネス・チャンが大使を務める「日本ユニセフ協会」(名前が良く似ている)は異なる団体です。
福沢ν吉 『脱女論』

男性の不幸は女だ。この性の人々も男性と同じく人類文化圏に属し、同じ古典を共有しているが、
もともと人種的に異なるのか、教育に差があるのか、 男性との精神的隔たりはあまりにも大きい。

情報がこれほど早く行き来する時代にあって、近代文明や性差について知りながら、過去に拘り続ける
女の精神は千年前と違わない。社会的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない。

もはや、この者達が社会的な常識を身につけることを期待してはならない。「男女共同参画社会」の一員として
その繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべきである。

男性は、女に気を遣う関係を絶ち、 男性と共に進まなければならない。ただ異性だからという理由だけで
特別な感情を持って接してはならない。

この女に対しても、社会的な常識に従い、性差に則って接すればよい。悪友の悪事を見逃す者は、
共に悪名を逃れ得ない。私は気持ちにおいては「女」の悪友と絶交するものである。


平成二二年四月ニ六日付『ニュース速報』
「夫たるものの務め」
 那智 文江(主婦 45歳 東京都)

先日、専業主婦仲間の軽部充子さんと、オープンしたばかりの
銀座の小洒落たカフェに行った。どうも軽部さんが夫婦関係に
悩んでいるようで、その相談に乗ったのだった。
最近の不況で軽部さんの夫が、それまでは安いコンビニ弁当で
済ませていたのを、家で軽部さんの料理を食べることが多くなり、
あまりにご飯がまずすぎると言い出したようなのだ。
だったらいつもどおり自分で炊事をしたらいいと、軽部さんは
言い返したらしいのだが、それが余計に夫の怒りに火をつけて
しまったらしく、一時は暴力沙汰にもなりかけたそうだ。
軽部さんの家の例に限らず、不況の煽りで家での食事が増え、
妻の料理がまずすぎると悩む男が増えているという。
そればかりか、炊事を含めた家事全般において、自分のほうが
女性より手際がよいのだから妻など欲しくないなどとほざく
傲慢な男が増えているらしい。だが、待って欲しい。
こういう男たちは、男の責務について何か誤解をしているの
ではないか。たとえ独身だろうと結婚をしようと、家事全般を
おこなうのは男の役目である。そして、勤めに出て稼いだ給料
を妻に渡して、妻の自分磨きを扶助するのも夫たるものの役目
であり、結婚とはそのためにある制度なのだ。
実際に我が家では、夫と息子に家事のほとんどを任せている。
夫の務めとは、常に妻の欲求を満足させ、外見的にも内面的に
も輝かせることにある。その意味で、生意気な発言で非婚主義
を気取る男などは反社会的な存在だ。政府はすべての男に結婚
を強制し、すべての女性を満足させるように義務づけるべきだ。