前回の太極拳の練習では、虚実を意識しながらやりました。
虚実とは、広義には、
実質、実態のあることとないことという意味ですが、
太極拳においても、
虚実分明(虚と実をはっきり区別する)という言葉があり、
この相対する二つの性質が、
いろいろな動作、考え方に当てはめられています。
その中で、今回の練習では、両足の体重のかけ方を意識しました。
体重がのっている足は、そこに力が集まり、軸となり、実に当たります。
虚は余分な力が抜け、ゆるんでいるということになります。
動くにつれて、虚から実になり、また虚になったりと変化しますが、
それを意識していくことで、体重の移動を認識することができますし、
片足でもぶれずにバランスの取れた、実の状態を意識しうまく作ることができます。
要は、二つの要素のバランス、調和が大事だということだと思います。
これは、スピリチュアルや、医学の分野でも言えることで、
それらを学ぶ私にとっての、最近のテーマであると感じます。
太極拳においては、体の動かし方を、調和の取れた自然なものにする。
精神や気の流れにおいても同じこと。
太極図も同じように陰陽両極のバランスを表しています。
私の考える医学の観点からみる体においても、
バランスが崩れるから、それを正すために症状がでる。
これがすべて。
なので、
自然にまかせ、バランスを整えていく手助けしてあげればよい。
自然と調和しながら生きていけばよい。
というふうに思います。
シーソーのように、中心から両端の長さが大きければ大きいほど、
バランスが崩れたときには、振れ幅が大きくなります。
この長さをすこしずつ小さくしていくことが、
健康体に近づくことであり、
精神面においては、こだわりを捨て、霊性をあげていく
という事にも当てはめることができると思います。
すべてはバランスを取ることが大事だと感じます。