前回の記事で紹介した練功十八法、
準備運動がわりにやる体操のようなものと紹介しましたが、
正確に言うと、体操という表現は当てはまらないのです。
体操とは体を操るということですが、
練功十八法、太極拳においては正しい表現方法とは言えません。
体操は、その字のごとく、体を操る。
ある箇所を意図的に伸ばしたり動かしたり、ストレッチ的な要素が強いですね。
一方、
気を動かしたり、体の声を聴いたり、
色々な要素を含んだものが太極拳であり、練功十八法です。
体を操るというのは、脳→体の流れですが、
太極拳は脳→体の他に、体→脳 体→心の道筋もあります。
体からの反応を捉えるのです。
操るのではなく、いつも自然な状態にいるだけ。
日々の過ごし方、こころの在り方もそうでありたいですね。