「自宅筋トレ3種の神器」のうち、1つめがダンベル。
そして2つめは、トレーニングベンチです。
ダンベルが2本あれば、多くの部位のトレーニングが可能です。
しかしダンベルだけで胸と背中をトレーニングするには、少し不便。
このダンベルのポテンシャルを最大限に引き出すことができるのが、トレーニングベンチなのです。
ダンベルのみでできる主なトレーニングは、
・ダンベルスクワット(脚)
・ブルガリアンスクワット(脚)
・サイドレイズ(肩)
・ダンベルカール(腕)
・ハンマーカール(腕)
などであり、ダンベルがあれば脚、肩、腕を鍛えることができます。
これにトレーニングベンチを組み合わせることで、さらに
・ダンベルプレス(胸)
・ダンベルフライ(胸)
・ダンベルロウイング(背中)
と、胸・背中を鍛えることができます。
ダンベルとトレーニングベンチがあれば、メインターゲットである脚・胸・背中全てを鍛えることができるのです。
①フラットタイプとマルチベンチ
トレーニングベンチには、2種類のタイプがあります。
平面のみのフラットタイプ(フラットベンチ)と、角度を調整できるマルチタイプ(マルチベンチ)です。
フラットタイプでも、十分高い効果を得られます。
しかしマルチタイプであれば、さらにトレーニングのバリエーションを増やすことができます。
私の場合、安いフラットタイプを最初に購入し、後からマルチタイプを買い直しました。
②トレーニングベンチ選びのポイント
マルチタイプを購入するのであれば、
・背面を直角近くまで立てることができるもの
・さらに、フラットよりも少し角度を下げられるもの
がベストです。
例えばダンベルプレスの場合、基本はフラットで行います。このとき、大胸筋の中部に特に刺激が入ります。
これを背面に30~45°の傾斜をつけて行うと、大胸筋の上部に刺激が入ります。
逆にフラットより少し角度を下げて行うと、大胸筋の下部に刺激が入ります。
良い体を作るぐらいであれば、ここまで鍛え分ける必要はありません。
しかしバリエーションを持たせると色々なフォームを試すことができ、非常に便利!
おすすめはLEADING EDGEのマルチベンチ。 価格は1万2千円ほどで、背面角度は
・70°
・60°
・45°
・30°
・0°
・-12°
の6段階に調節でき、座面も3段階の角度調節が可能です。
また、家庭用のマルチベンチは0°(フラット)にした際に、安定性が低くなりやすいことが難点。
しかしこの商品は、フラット時に付属のピンを引くことで、支点を分散して安定性を向上させる仕組みを備えており、安心して使えます。
こう聞くと、マルチベンチ一択のように思えます。
が、フラットタイプにもメリットはあります。
そのメリットとは、価格の安さと安定性です。 私が最初に購入したLEADING EDGEのフラットベンチは約5千円で、耐加重300kgです。
安いですが、非常にシンプルな構造。
シンプルゆえに安定性が高く、ガシガシ使ってもビクともしません。
それに対し、現在メインで使っているLEADING EDGEのマルチベンチは1万2千円ほど。
こちらもスペック上の耐加重は300kgありますが、細かく角度調節するための部品が多く、構造はやや複雑。
使用感としては、フラットベンチと比べるとやや安定性が劣るように感じます。
しかし、
「高重量でダンベルプレスをすると、わずかにグラつくかな」
程度の違和感であり、トレーニング上で支障を来すレベルではありません。
私の場合、フラットベンチからマルチベンチにわざわざ買い直し、無駄な出費をしてしまいました。
したがって、トレーニングの幅を広げたいのであれば、最初からマルチベンチを購入することをオススメします。