こんにちは、家族の悩みよろず相談所 名古屋の家族心理カウンセラー 吉兼立雄です。
境界性パーソナリティ障害って聞いたことありますか？
【1】感情の起伏が激しい。
どんな人でも喜怒哀楽がありますが、ここで言うのは上機嫌で笑っていたかと思うと、何かでスイッチが入って怒り出すと感情の歯止めがききません。
【2】常に注目されていたい願望が強い。
自分の事を気にされるためならば、万引き、強盗、自殺をにおわす等ありとあらゆる手をつかいます。
【3】ストレスが強くかかりすぎると一時的に記憶がない。
感情が高ぶりすぎて取り乱した時の記憶が全くないことがあります。
【4】人の好き嫌いが激しい。
交友関係は本当に自分の気に入った一部の人に限られます。
【5】いつも自分は幸せになれないという気持ちが心を支配しています。
なんで今こんなことしてるんだろう、こんなはずじゃなかったという気持ちが人一倍強いです。
以上のようなことが当てはまるから、境界性パーソナリティ障害かというと、実は精神科医でも判断が難しいらしいです。
というのは、
対外的には人当りもよく、ごく普通に接するので身内の限られた人にしか分かり難いのです。
もし、あなたの大切なパートナーが境界性パーソナリティ障害だったらどうするでしょう。
にこやかに会話していたと思ったら、急に包丁を突き立てられることは当たり前にようにあります。
さすがにその時は、死を覚悟せざるを得ないです。
もしお子さんがいるならば、命がけで守らなければいけません。
あなたにできる選択は2つだけです。
この人の為ならと覚悟を決めて、誠心誠意尽くしとおすのか、逃げるかです。
あなたの選択なので僕がどうしろとは言えませんが、あえて言うなら逃げることをお勧めします。
覚悟を決めたとはいえ、四六時中様子をうかがい、外出も気になってできない、自分の人生なんて二の次になります。
これは正直言って強烈にストレスがかかるし、いつあなた自身に刃が向けられるか分からない、死の恐怖との戦いにもなります。
よく心理学を勉強すると、ゲシュタルト療法というものを学ぶことがあります。
相手の欠けている部分を見るのではなく、できているところに焦点をあてましょうと何かの本に書いてあることを信じて、
あ～まだまだ自分には我慢が足りないな～
と感覚がマヒするまで我慢してしまう人がいます。
分かり易くいうと、DV旦那から離れられない奥さんみたいな構図です。
少しでも心あたりがあるならば、距離を置くことをお勧めします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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