いまさらながらBトレにハマるameba支線

いまさらながらBトレにハマるameba支線

末期からBトレにハマった周回遅れユーザーです。

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当鉄道にロマンスカーVSEがなんとフル編成で入線しました。



●小田急ロマンスカーVSE
●発売:セット売り(2005/2010年)
●最近の入手難易度★★★☆☆

ロマンスカーのBトレは、SSEやRSEあたりは新品で出会えることもありますが、LSE、HiSE、そして今回のVSEは、市場では見かけなくなりました。


セット品としてはいずれも先頭車+パンタあり中間+パンタ無し中間の3両セットだったはずなので、パンタ無し中間車がとにかく足りなくなります。
実車の10連のうち、先頭×2とパンタあり中間×2以外は、全てパンタ無し中間車ということになるので、フル編成化には6セット必要で、先頭とパンタ有り中間は4両ずつ余るということになるのでしょうか。


転属してきた編成は、両端にカプラーを切断したカトー動力が入っていましたが、あまり調子が良くありません。また、当鉄道のC140に無理矢理カントをかけた急カーブなどは、とても曲がれる感じではありませんでしたのでN化整備のために工場に入場となりました。


過去にLSEをN化した時の記事を自分で参考にします。だんだんブログを続けていると、自分の備忘録としても役に立つようになってきました。

まず、動力を片側のみ搭載、バンダイ4軸動力としました。この動力は扱いが難しいですがうまく調整できるとカトー製を凌ぐ能力を発揮します。絶版になって久しいですが、最近になってデッドストック品がプレ値で販売されるのを見かけるようになってきました。運が良いと定価程度で売っていることもあるようです。




当鉄道では、機関車のN化に使っていた動力ユニットが、ポケットライン新動力への更新により余裕が出ることがあります。これらは機関車のカトースカートassy取り付けのためにカプラーを切られており、カプラーを使わないロマンスカーへの再利用がちょうどよいのです。

ミニ四駆の錘などでできる限り補重します。
他にも先頭部下に釣り用の鉛板を押し込んだりしました。

製品のVSEで気になるのは展望室です。窓が大きいだけに内部構造剥き出しの感じなどは少し残念です。実車の写真を見ると、窓がスモークかクリアグリーンに見え、あまり中は見えません。窓のクリア塗装も考えましたが、どうもプラレールっぽくなりそうな気がして、やめておきました。代わりに工作用紙で展望室の床を作り、実車でも目立つオレンジの椅子を設置しました。



無加工のものと比べると、だいぶ華やかになりました。運転席にも床をグレーに塗ってから、青い運転席を設置してみました。

試運転しますが、、、脱線の嵐です。



ここで1500円のリューターが活躍です。


屋根から続く連接部の円盤状のパーツの下側の角を取ります。これにより、少しでも連接部がへの字に曲がるようにします。



連接部差し込み側の天井側の穴を広げます。これにより、カントなどでの編成のねじりへの許容を増やします。



連結パーツを思い切って小さくします。外側の円は完全に落とし、内側も出来るだけ小さくします。これによってねじり、勾配方向への曲げに強くなります。

これらによって、先頭動力が2両目によって浮かされて脱線することはだいぶ無くなりました。



連接車は、長くなるほど線路に乗せるのが大変になります。特に中間台車がクルクル回ってしまうのは困りものです。カトーのトレーラー台車を使う場合、カプラーポケットは切らずに取り付けると、回転へのストッパーとなってくれます。
今回は、錘やプラ片で回転止めをつけました。



できました。
展望室のオレンジの椅子が目立ちます。

編成を組むときは、ちょうど半分となる5-6号車間で扉の向きが背中合わせになります。







VSEはかなり車体断面が大きい車両で、大変迫力があります。



●もくじ



●Bトレ索引


以前の記事に加筆して再掲いたします。
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当鉄道では、主に国鉄型のショーティーを集めて、東北や上信越のムードの再現を楽しんでいます。


新製品が出なくなって久しいBトレインショーティーですが、長さ半分サイズの日本型車両のショーティーというジャンルが消えてしまうのはもったいなく思います。どこかのメーカーでこのジャンルを継続していただけないものかとも思います。
Bトレは、もともと玩具菓子的な鉄道コレクション商品をベースにしつつ、Nゲージ化すればちゃんと走れる奥の深さを持っています。ユーザーの楽しみ方の幅も広いのだと思いますが、だからこそ製品企画の方向性を定めるのが難しい面がありそうです。


Bトレは、その価格面を含めて鉄道模型趣味の敷居を下げました。しかし、いざNゲージ化しようとすると、実は車両の軽さによる脱線の嵐や、パーツ加工無しでは台車の首振りが干渉したり、という難しさに直面します。自分も昔ナローなどをやって鍛えた根気でなんとかやっている面もあり、実は鉄道模型入門用としては、それほど優しい仕様ではありません。



当鉄道での勝手な希望を言えば、足回り付き、室内表現付き、集電とライトや室内灯取付可能というショーティー製品が欲しいのですが、そんなものをニッチ市場向けに作ったら、本物のNゲージよりも高くなりそうです。

実は、このあたりを自分で工夫して頑張るところがショーティーを続けるモチベーションなのかも知れません。

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さて、ショーティーの楽しさは、まずはなんと言ってもディフォルメされた車両にあると思います。
これは、好き嫌いが分かれる所です。

ショーティーのチョロQ的、SDガンダム的、鳥山明先生の描くマシン的な魅力が好きならばハマれますし、そうでなければハマれないと思います。
基本、カワイイのですが、所々に本気のディテールがあってカッコいいのです。このカッコカワイイ感じが、ショーティー趣味の本質だと思います。

以下に続く、改造性やレイアウトの作り易さの話などは、よくショーティーの良い点として語られがちですが、やはり第一歩はディフォルメを愛せるか、というところに尽きるかと思います。

その上で、、、



車両については、Bトレ公式が体現してくれた「割り切りの絶妙なライン」はとても重要に感じています。



Bトレはパーツ組みの関係で車体に目立つ継ぎ目があり、ライトなどは非点灯です。これは、自作改造する際などの一種の免罪符になります。

車体には継ぎ目があっていいし、ライトは非点灯でよいのです。ただ、自分の出来る範囲でリアルにしていけば、それはそれでカッコカワイさを醸し出してくれます。



この感覚は、30年前のトミックスやカトーの製品に通じる感じがします。Hゴムは塗られておらず、モーター車は動力がデカすぎて室内灯は付かない、モハユニットを何組も繋げは車番がカブる。でも、そのくらいが気楽で、自分のやれる範囲でリアルにすれば良いかな、と思えるのです。



現代のNゲージ製品は、出来が素晴らしすぎて、逆に些細なエラーや実車との違いが気になって割り切り難いような気がします。

これは、ショーティーを気楽に続けられる秘訣に思います。どんなにリアルにしても、やっぱり車体は本物の半分なのですから、、、。(でも、Bトレをとことんリアルに、ディテールを突き詰めている方の作品は尊敬しますし、憧れます。)



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さて、レイアウト製作の話に移ります。



Bトレは小さいことと、上記のおもちゃ的割り切りをしやすいことで、超小型レイアウトを作ることができます。この時、トミックスのスーパーミニカーブレールは強い味方です。C103を使えばA4サイズよりちょっと大きいくらいのベースにエンドレスが組めてしまいます。この狭い空間に密度たっぷりの情景を作るのは、とても楽しい作業です。


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一方で、通常のNゲージレイアウトでは標準的な一畳くらいのサイズにトミックス標準のC280でエンドレスを作り、Bトレを走らせたらどうなるでしょうか?これが、当鉄道のコンセプトです。
一畳レイアウトを常設できるスペースはありませんので、分割式のモジュールにしました。



C280はBトレなら、その倍の半径の体感となり、かなりリアルに見えます。Nゲージで半径560ミリカーブでレイアウトを組むのは、お金持ち以外は難しいと思いますが、ショーティーならその感じを味わいやすいです。



また直線でも、短い車体は遠くから望遠レンズで狙ったような圧縮効果があり、リアルに見える瞬間があります。


Nゲージで4連が停まれるホームは、Bトレなら8連が停まれて、リアルに近い編成を楽しめます。小さいので、エンドレス上に中間駅や支線も展開しやすいです。





これらにより、車体はカッコカワイくおもちゃに近いのですが、鉄道というシステム全体の表現としては、「妙にリアル」で心がワクワクする光景を作れます。

これは自分の考えるショーティーの魅力です。



今後ですが、車両については中古市場がしばらく健在で、レアものを願わなければ、まあまあ欲しいものは手に入る気がします。
バンダイやカトーの下回り系は、供給継続が非常に不安ですが、トレーラー台車はNゲージのものをカプラー短縮で、動力はポケットラインや鉄コレ用に活路を見出す感じでしょうか。


ご覧いただきありがとうございました。よろしければ↓の本線ブログもご覧下さい。

新製品の発売が途絶え数年が経つBトレインショーティーですが、日本型車両のショーティーは唯一無二の魅力があり、中古品をかき集めてはしぶとく遊んでいます。

その様子をこちらのブログに綴っています↓

●いまさらながらBトレにハマる・はてな本線


こちらにもダイジェストで載せさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。