2019年2月26日。
大宮総合車両センターからE26系客車6両+6両が2回に分けて出場しました。
編成単位での出場は約4年ぶりとなります。
2018年11月頃の入場前
E26系客車は12両編成を組みますが、検査時は工場の車両有効長の関係で6両に分割します。
入場時は別々ですが、出場時は午前と午後で6両づつ引き出します。
まず最初に狙ったのは大宮→東大宮(操)
ほんの短い区間ですが、出場時に下り方面に向かって走る唯一の区間であります。
今回は長岡から”EF64 1031”が応援としてやって来ました。
普段のカシオペアは12両なので、思った以上に短く感じてしまいます。
当然ながら客車側には電気が流れておらず、尾灯やLED表示機は消灯されています。
機関車は操車場内に引き上げますが、客車は発着線に置き去りにします。
1両づつ見てみましょう。
1号車 スロネフE26-1
カシオペアスイートを備えるA寝台車両です。
今回の検査で再塗装され、おでこが綺麗になっています。
最大の特徴とも言える展望席。
こういう場所に憧れますよね~
車端部に設置されたアンテナは今も健在
LED表示機に変化はなさそうですね。
以前は茶色に変色しかけていた車体がすっかり輝きを取り戻しています。
2号車 スロネE26-1
こちらもカシオペアスイートを備えたA寝台車両です。
今回の検査で屋根上機器・車体が徹底的に磨き上げられ、床下機器は再塗装され新車同然の姿になっています。
今回の検査で屋根上も徹底的に再塗装され、新車並の輝きを取り戻しています。
3号車 マシE26-1
ダイニングカーと呼ばれる食堂車です。
車内には既にテーブルや椅子が配置されています。
よく見ると車内には現場監督が。
なんかシュールな組み合わせですね~
マシの特徴である2本のアンテナ
4号車 スロネE27-101
カシオペアツインと呼ばれるA寝台車両です。
この車両には車椅子対応個室が設置されています。
5号車 スロネE27-402
こちらはミニロビーを備えたカシオペアツインです。
6号車 スロネE27-302
こちらはシャワー室を完備したカシオペアツイン。
妻板側
今回の検査で徹底的な車体洗浄が行われたので、綺麗な外見に仕上がっています。
入場前。
連結器周り。
電車設計と旧来の客車の構造が合わさったスタイルなのが独特ですね。
徹底的に再塗装された台車とトイレタンク。
車両間のジャンパ類
電気は流れていなくても、ブレーキに使用するエアーを送る役割がある欠かせない存在です。
ちなみに、E26系問わずにOM入場・出場の時は幌が外されており、この光景はこの時ばかりしか見れません。
機関車が機回しをしてきました。
このあと尾久に向かうため、すかさずスロネフ側に連結します。
スロネフとEF64の連結シーン。
ジャンパ管を接続し、連結完了です。
暫くすると動き出しました。
これは機関車の停止位置を修正するものであり、所定の位置まで来るとすぐ停車します。
丸い形をした銀色の客車が連なる。
まるで近未来みたいな光景です。
暫くすると、隣にE231系ヤマU538編成がやって来ました。
普段はじっくりと見ない並びを見れるのも入換作業の醍醐味だと思います。
そろそろ発車なので移動します。
無難に駅の近くでパチリ。
柵から離れた構図だとケツ切れしてしまいますね~
ココだけ見るとまるで信州カシオペアクルーズに見える…?
この後は大宮で食事を取り、午後の出場まで待ちます。
前編はココまでとします。