WEBクリエイターの木 -5ページ目

ヒト型検索エンジンに対するSEOを3つ

あるジャンルのブログのポータルサイトを作ろうとして、100個のブログを見て回りました。 これだけたくさんのブログを一度にクリックして回ったのは今回が初めて。みなさんブログの記事ってどうやって探してみていますか?


正直言うと、ブログの記事への力の入れ方は人それぞれだと思うので、仕事でない限りブログをたくさん見て回って楽しもうと思ったことはありません。自分にあったお気に入りのランチのお店がなかなかないように、よく行って見たくなるブログもなかなかないなと思います。


良いと言われるブログを人に紹介してもらうか、自分が偶然出会った中でお気に入りのリストに入れていく。他の人が知らない良いブログに出会った時は、隠れた老舗を見つけたように、思わず人に紹介したくなってしまいます。


今回は自分が詳しくないジャンルのブログ100個について、一つずつ1~3記事に目を通して、ブログ名とURL、こちらで決めた分類、どこのブログを使っているか、五段階評価、内容メモをとりました。 内容が充実していたり、視点がおもしろいサイトを個人的に判断して探しました。ヒト型検索エンジンです。


1度に100個は疲れますねショック!。目がしぱしぱします。 30個過ぎたあたりから、「あーこの内容か」と読む前から大体決めつけてしまいます。本能的に動くというか。


説明文は直接的に書く

まず目につくのはタイトルの下の説明文です。ここを読んでこのブログが何を言わんとしているのか見ていました。ブログはほとんどが素人の記事だから最初から深く読もうとは思いません。「このブログはこういうことを言おうとしている」と直接書くのが良いと思いました。


読んで欲しい記事を書く

最初に読むのは目につく最新記事です。この記事で80%くらいそのブログを判断していました。1個読めばだいたいテイストがわかる、という先入観の塊です。怖いですねー。たまたま数日間脱力した記事を書いていて、それを見られたら、その人はもう来てくれないかもしれないですね。もちろんその人の書いたブログは過去にいい記事があったかもしれませんが、ぱっと最初の記事、そして目についたタイトル、見て興味をもたなかったものは評価も低くしてしまいました。 だから過去のオススメ記事があれば目立つ所に配置しておきましょう。これをやっていたブログは10個もありませんでした。


ブログのテーマ自体で興味を引く

これはいくつかブログを回って実感したのですが、記事を読む前、最初の説明文を読んだときに、ブログの位置づけを頭の中で作っているんですね。このジャンルの中のどこに位置するブログか、と。たとえばWEB制作だったらWEB制作っていうポジションがあって、その中に20個ブログがあったとすると、もうそういうブログはお腹いっぱいです。その20個の中にいいブログが1個あるよりも、毎日WEB観察をしている人のブログとか、書き手の視点、立ち位置が違うブログが1つあるほうがよっぽど価値があると思いました。これは記事を読む前にそう感じています。検索した結果「またか」となるより、そのブログの存在自体の価値が高くて、ポータルサイトに取り上げたくなるということがありました。


どれも当たり前といっちゃそれまでですが、ロボットの検索エンジンの判断とは、上の3つは重みが違ったり、とらえ方の微妙なニュアンスの違いがあります。ググっても目的のサイトがバチッと見つからないことも多いですよね。私のサイトもこの経験をもとに変えていこうと思いました。


おまけ

ブログ回っていたらJOJOファンの私としては吹いてしまったブログ記事があったので載せておきます。あ、マニアックでしたか?

ジョジョの奇妙な農家


優香を起用すると認知度はどれくらい上がるのか?

なかなか大勢の人の関心を集めるのが難しいものに、有名タレントを使ってキャンペーンをやったらどうなるのか?


農水省が進めているテーマのひとつに「食育」というものがあって、これは一言で言うと「食生活に気を使いましょう」というものです。


「食事バランスガイド」っていうこんなイラストを載せて、


バランスガイド

「何を、どれだけ食べればいいのよ」ということを説明するもの。
私は仕事でそこそこ関わったので知っているものの、普通の人に話しても20へぇかおをようやく獲得できるくらいトリビア的なものでした。


農水省はこれまでR25で長州小力を使って記事を出していたり、バランスガイドを使って各地でレシピ作ってください、とアピールするのに必死あせるです。


これの普及のために6月から9月まで優香を使ったTV-CMキャンペーンをやっていました。


「食事バランスガイド」を活用した米を中心とした「日本型食生活」の普及・啓発のためのテレビCMの放映について (長っ!)

放映予定を見てみたらどうもゴールデンタイムに結構な回数を流す模様。


ちなみにこのバランスガイド。
農水省が他に一般向けに公開している資料に比べたらわかりやすい部類に入ると思っています。食育自体はもう何年も前からかなりの予算がつぎ込まれて国が進めている事業なんですよ。実は。食生活見直さないと日本国民やばいぞー!ってわけです。(という脅し系のメッセージはなんとかならないものか)


なお、CMの最後に「続きはWEBで」とよくある検索窓への入力シーンが出てくるのですが、その入力文字は「農林水産省」にひひ

おーい、農林水産省のページ に飛ぶと
農水省

このページが出てきてしまいますよ。普通の人はこの固いページ見た瞬間帰ってしまいかねませんよ。直接

優香の食事バランスガイド

に飛ばせばいいのに。


ちなみに確定申告の仕事をしている友人の話では、確定申告のCMに仲間由紀恵が起用されたら、ベッカムが成田空港に降り立ったくらいの効果があったそう。


ゴールデンタイムに有名タレントのCMを流し、WEBサイトに誘導したら一般の人にどれだけ認知されるのか興味しんしんです。





自分の立てた企画を信じ通せるのか?

これはいける!

と思う企画が浮かんだときの話。


4年前にある情報共有システムの企画を立てました。
良い企画が浮かんだ時の喜びは、はぐれメタルを倒した時のようです。莫大に与えられる経験値で自分のレベルがぐんぐん上がっているように湧き出てくる力がある。
この仕組みを導入したときの効果は計り知れない、今ぶつかっている組織の壁を超える素晴らしい仕組みだと思いました。

企画書を持っていって、あらゆる関係者に一生懸命説明しました。


すると、好意的に応援してくれた人も中にはいましたが、
「これができたらいいと思うけどなあ。難しいよ。なぜなら…」
「俺はいいと思うんだけど上がねぇ…」
「今はそんなことやってる場合じゃないでしょう」
という反応が大半でした。


提案をしていると、なぜだか最初の思いが強ければ強い提案ほど、うまくいかない壁があります。新しいことをやろうとすると、それを阻むような、なにか得体の知れないエネルギーがあるような気がします。


話が進まないのでシステムを先に作って動かしてみました。突っ走りました。とにかく使ってもらわないとわからないと思ったからです。


それでテスト導入ということで一部だけシステムを入れてもらいました。
しかしそのシステムは閑散としていて、今にも看板が落ちそうな西部劇の古い店のよう。当初思い描いていた理想とは程遠い現実でした。


あれこれ機能を追加したり、啓発活動を行ってみても効果があがらず。

そのうち時間も経ち、自分自身最初の思いもひょっとしたら何か違っていたのかなと思うようになりました。そう思うともう改善にも手がつきません。


日の当たらない場所に生えてきた草のように、細々と運用だけ続けていました。


ところが最近そのシステムが別の場所で使われ出したのです。
私自身別の仕組みに乗り換えた方がいいかなと思っていたところでした。


運用を辞めないで続けてきてよかった。あともう少しがんばって機能改善してみよう。もう少しで大きな結果が出るかもしれないから。


企画は提案した本人の思いが一番強い。企画を信じられるのか。途中で疑って辞めるのかは本人次第。そんな風に教えてもらいながら今進めています。