アレな人のブログ -40ページ目

ファッキンオヤジ

僕のオヤジは大嘘つきです。


嘘つきというと悪意が強すぎるかもしれませんが、『知らない』とか『わからない』ということが嫌いらしく、すべて推測もしくは想像で話しをして、正しいことを教えると「う~ん?」とアンニュイな返事をすることがほとんどです。手斧で首チョンパしてあげたいと思うことがしばしばあります。



古くは、僕が高校時代になんかの書類に、『学生』と書かなければいけないことがあって、

僕が普通に『学生』と書くと、烈火の如く怒って「違うだろ!お前は何を学校で漢字を習ってないのか!」と言われ、『学生』の『生』の字の横に文字を書き足し、『性』という字にされました。


多分、全米が震撼したと思います。


さらにクイズ番組で「へびが舌をチロチロする理由は?」って問題で、答えを僕が聞き逃したので、オヤジに聞くと「体温を下げるためやー」というので、僕が「そうなんだー」というと母親が「違うでしょ!においを嗅ぐためでしょ!」と訂正していました。母親が居なければ危ないところでした。これから僕が蛇学者になって、蛇に関する著書を書くにあたって、虚偽の記載をしたということでマスコミに追われて、「もううるしゃい!」とどっかの弁護士みたいに言わなくてはならないところでした。国会に証人喚問されて「記憶にございません」を繰り返されなければいけないところでした。


シートン博士もビックリです。


最近も、「長嶋監督の奥さんが亡くなったらしいでー」と言っていたので、別に興味もないので「ああそう」と流すと、まだその内容で話し続けるので、うざーなお前阪神ファンだろと思っていると、「どうも『高山病』で死んだらしいで」としたり顔で言うので、ああこれかこれが言いたかったのかと無視しました。大概オヤジは自分から最近のニュースのする時は、ラジオの聞きかじり情報をひけらかすためにするのでこれが言いたかったのだなと思ったのですが、どうも高山病なんて死にいたる病なのかなーと疑問に思ったので、ネットで調べるとどうもオヤジは、高山病と膠原病(こうげんびょう)を聞き間違えたみたいで、さらに言うと死因は心不全だったので、もうほとんど符合してるところは無いという情報をせがれである僕に垂れ流していたことになります。


多分、物知りに憧れているんだろうなぁーと想像します。

でも物知りなんて良いことなんて一つもないし、知らないことを知っているというほうが、

遥かにデメリットが大きいです。


そんな父親を見て育ってきたから、僕は知ってもいなくても良いことを知りたいと

欲求するのだと思います。


生きる術や、学校の勉強、人の気持ち、女を気持ちよくする方法、チ○コを大きくする方法とか、

実生活で遥かに役に立つ情報のほとんどは知りえてませんけど、落語の寿限無(じゅげむ)は

小学校の2年生で言えていたりします。


そのおかげで、友達は多いですし、女が抱いて!と言うことはしょっちゅうです。

嘘です。友達は少ないですし、女からは屁理屈ばっかり!と罵られることが多いです。

まぁ罵られてることはやぶさかではないですけど。


万に一つの可能性で、僕が子供を授かったら、

その子供は嘘つきに育つのかなぁーと、どーでもいいことをアイスを食べながら考えたりしました。

所詮、反面教師で育った奴は、反面教師にしかなりえないのかなと。


まぁここで途絶える遺伝子だからどうでもいいけど。








誰か愛を教えて下さい!