よっしーのブログ

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昨日お出しした「クイズ」の答えですが

 

一円は消えてなんてないんです。

問題なのは「問題」の方(笑)

 

問題の「それで~」が曲者で、

三円が三人の元に返ってきたのですから、

三人の負担額は二十七円であり、

その内訳は、

帳場へ二十五円、女中さんの懐へ二円となるわけで、

そこにさらに(女中さんの)二円を足すからおかしなことになるのです。

 

これは言葉巧みにおかしな算法を持ち出して、

相手を煙に巻こうとする出題者の思惑が考えられます。

 

結論は、

一円は消えていない。問題自体がひっかけだ

となります。

 

実際、本人平山三郎氏が御自分の著書でもその件は書かれていて、

百閒先生の退屈しのぎのために出した問題だそうで

「むかし、友人から聞いて判らないなりにおぼえている話だ」

とあり、上記のような「答え合わせ」はありませんでした。

しかし、例え平山氏に答えが判っていたとしても、

それを得々と語るような野暮なマネはしないのでしょうね(笑)