ツイッターのハッシュタグ #教師のバトン でネガティブな反応が多かったようですが、これは公立学校の教員が部活の顧問などで時間外や休日の仕事があるにも関わらず時間外手当がなく、管理がされていないことが原因の一つでしょう。
なぜ時間外手当がないのか
公立学校の教員には、「教職調整額」という本給の4パーセントを支給して、代わりに時間外や休日手当を支給しないという決まりがあります。労働基準法の例外です。
いわばみなし残業のようなものですが、みなし残業と違うのは「〇〇時間までの残業をしたとみなす」(それを超えれば別途支給)ではなくて上限がないことです。
手当の有無よりも大きな問題
時間外手当を支給するためには労働時間を管理する必要がありますが、手当がないので労働時間そのものも管理されなくなるということです。
結果、以前ホワイトカラーエグゼンプションのときに言われた「定額働かせ放題」と化してしまっています。
労働時間を減らすには
やはり仕事を減らすしかないですが、では具体的にどうするかは改めて考えてみることにします。