今は真田でやってる | 愛知からタワケを追放するために

今は真田でやってる

携帯電話が鳴って、長野からの知人だとわかった。「H君!元気でやってるずらか?」

こいつは長野でうまれて、純朴な長野県民にかこまれてまっすぐに育っていたのだけど、でも中学生時代に汚汚挫禍からの転校生にいじめられ続けて、長野にいられなくなって愛知に引っ越してきて、愛知で人間の心を取り戻したやつだ。長野は人間が素朴で、他人を疑ったり責めたりしない、協調性あふれる、優しい人が多い地域だ。おれも信州の大自然に癒されること数知れず、このまえはこいつが長野名物のそばを送ってきてくれた。

「お!俺は今信長の野望の最新作やっとって、でもって今は真田でやっとるでよ!!」「本当ずらか?また汚汚挫禍に攻め込んでくれるずらか?」

こいつの汚汚挫禍に対する憎悪ははなばたしく、長野に遊びに来た尾汚挫禍塵が長野の大自然を破壊するのを見たりすると、本気で怒り、けんかを売るような人間だ。


こいつと俺の交流は長い。素朴な長野県民と、よそもの教師から見放されたヤンキーの取り合わせを周囲は意外なものを見るような目で見ていたけれど友情をはぐくむのには時間はいらなかった。

長野には不良がいない、という話を聞いて、やはり長野県民は純朴な人間なのだ、と。「レッツダチ公にも書いてあったずら!!こぶしを交わしたらダチ公ずら!」というので汚汚挫禍塵とけんかをしたはいいけど、でも以降陰湿極まりないいじめにあってしまったとか。


まあええて。