先日、子どもの付き添い入院をしているママと、少しだけお話しする時間がありました。


「もう病院にいるのが限界で、『帰らせてください』って言ったの」


そう話してくれたその方は、重い疾患を抱えたお子さんの付き添いで、何度も入退院を経験されているママさん。以前から顔見知りで、何度も病院でお会いしていました。


「看護師さんにね、子どもの薬のことで『これはママがやれますか?』って聞かれたの。それを聞いた瞬間、限界がきちゃって…」


「家でも毎日毎日やってるのに、なんで入院中まで私が全部やらなきゃいけないの?」


「子どもの入院中のケアを、付き添いの親がするのが“当たり前”になってるこの風潮が、本当につらい」


その言葉に、私もハッとしました。


慣れない病院のベッドで寝泊まりしながら、心配で気の抜けない毎日。

食事もろくにとれず、心も体も削られていく――


そんな中でも、オムツ替えや栄養管理、投薬の補助、体拭きなど、あらゆる“ケア”が親に求められるのが現実です。


でも、そもそも私たちは入院費を払って病院にいるんですよね?

それなら、その中に基本的なケアも含まれているはずではないでしょうか。


もちろん、病院のスタッフが忙しいのも、人手が足りないのもよくわかります。

でも…。


「付き添いがケアをする」のが前提なのではなくて、

「お願いされたら、できる範囲で協力する」という関係性でいられたら、どれだけ気持ちが違うだろうと思うのです。


私たち親は、子どもを思って付き添っています。

でも、その気持ちが“便利な存在”として扱われてしまうのは違う。


そしてもう一つ感じたのは――

看護師さんの仕事が、以前よりも明らかに増えているということ。


きっと、ケアを親に任せたいわけじゃない。

やりたくても、やれない現場の事情があるのかなとも思います。


でも、そうやって本来受けられるはずのケアが少しずつ付き添い側に移行しているとしたら、

それもまた違う気がします。


どこにこの気持ちを届ければいいのか、正直わかりません。


医療って、どこまでの行為が「医療」で、どこからの行為が「サービス」なんでしょう。


どこまで病院に求めていいの?




今日、子どもの体拭きをお願いしたら

「今は体拭きは2日に1回なんですよ」と言われました。


3年前までは、毎日お風呂か体拭きがあるのが普通だったのに――

いつの間にか、それすら“特別なこと”になってしまっていたなんて。




みんなが安心して付き添える環境になりますように。小さな声でも、少しずつ届くと信じて書きました。


同じように感じたことのある方がいたら、ぜひ教えてください。ひとりじゃないって思えるだけで、心が少し軽くなります。


おわり