なぜ、介護を仕事に選んだか。
私の母があなたは介護に向いていると思う。
と、よく言われた。。
でもそのことを言われる度に私は、母に怒鳴り「ひつこい!!私は介護は生理的に受け付けないから無理!!って何度もいっているんだからもぅぅ言わないで!!」とよく言い返していた。。
よくテレビ番組のドキュメンタリーなどで老人が出てきて介護のシーンで食事が口から溢れているあの姿がどぅも私には見ていられないくらいに生理的に受け付けず、そんなシーンが突然流れて自分が食事中ともあれば食欲も一気になくなるくらい気持ち悪いとすら思っていた。。
だから母に進められることが苦痛でしかたなかった。私が怒るのでいつしか母も私には言わなくなった。。
介護のことなんてすっかり忘れ、
無職のシングルマザー!!さて、仕事をどうしよう?と考え始めたころ➰
18才の頃、保母さんになりたくてベビーシッターの認定証を取ったのを思い出した。
そうだ!!
今から学校に通って保育士の資格を取ろう!!
ピアノも9年習ってたし大丈夫だろう!なんて簡単な考えで。。
(ほとんど練習サボってたからほぼ弾けないのに9年という経歴ww)
すぐにいくつか専門学校を探し学校説明会に行った。
質問もいくつもしたが、先方からは正直2才の子供を育てながら保育士の資格をとるのは厳しい..と...
結構な厳しい言葉を並べられ諦めた矢先、、
それこそテレビのドキュメンタリーだ!
“緩和ケア”の番組だった。
もともとドキュメンタリー番組は好きだが介護の話の時はすぐにチャンネルを変えていた。
だが、このときの緩和ケアの番組にはなぜか目が離せなくなり自然と涙をこぼしたのを覚えている。
最後まで見終わったあと、この緩和ケアにたずさわった仕事をしたい!と思い、まずはヘルパー2級をとってみようという気持ちになった。
あんなに口から食べ物が溢れている姿を気持ち悪いとまで思っていた私が涙を流すほどみいってしまってこの仕事をしたいとまで思ったのか。。
っふ、と思った。
保育士になりたいと思ったが、
これからを生きていく子供の養育をすることより
残りの人生を生きる年寄りの生活をいかに心穏やかに楽しく過ごさせてあげることができたら幸せだろうか。。
これからはじまる長い人生の養育の一部に携わる責任よりも、子供より残りの人生が少ないお年寄りの時間をどれだけ幸せにできるかをしてみたい!!と強く思ってしまった。
そんな感情がこの緩和ケアの番組に出会って芽生えたのだ。
あんなに母に進められても毛嫌いしていたのに、、
人の気持ちって
いつ、
どこで、
どぅ、
変わるのか不思議なものであると思った。。
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