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松菱 記憶の交差展②
 
 浜松市の鴨江別館で「記憶の交差展」をみてきました。
 今日は一日中生憎の雨で、見学者は少なめでしたが、却ってゆっくり見学できました。
 展示されていたのは、撤去されてしまうと二度と見られない光景をよく捉え、懐かしさを感じさせてくれる写真ばかりでした。突然営業を停止し、そのまま封印された百貨店の内部は、10年ぶりに蓋を開けたタイムカプセルのような感じもあり、不思議な感じでした。
 関係者へのインタビュー映像からは、10年たっても忘れられない松菱への愛着が感じられました。
 
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開店時のポスター
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懐かしいショッピングバッグ
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開店した昭和12年の松菱の模型
 
 旧本館と共同ビルは撤去されるようですが、平成になってから増築されたクラシックな外観の新館は残されるそうなので、ぜひ良い利用法を考えていただきたいと思います。
 浜松市の中心市街地では遠鉄百貨店新館が開店したため、百貨店などの物販の商業施設は当分の間飽和状態になると思われますので、旧松菱の新館は文化施設として活用した方がよいかもしれません。たとえば中心部には美術館がないので、旧松菱新館の上部を美術館として活用し、下に書店や美術関係のショップなどを入れれば面白いと思う。屋上にはプラネタリウムなんかもいいですね。
 
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見学者のコメント 
 
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昭和31年の増築後の松菱(相坂建築事務所設計)
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松菱新館の初期プラン(平成元年・相坂設計事務所設計)
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新館(平成2年・相坂建築事務所設計)
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新館9階フロア
以上の写真4点『相坂建築事務所』資料より