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青島・高示甫旧宅
 
現:青島市僑務弁公室
市南区龍山路18号
竣工 1933年
設計 楽子瑜
敷地面積 約800㎡
建築面積 373.47㎡
木造煉瓦造り地上3階、地下1階
 
 信号山西側の斜面に位置しているため、門をはいるとすぐ高い壁に突き当たり階段を上がらなければならないが、中国の邸宅によくある照壁のような効果をあげプライバシーが守られている。 建物はその背後にあるため、威圧するように聳えている。 3階には展望台があり、眺望はよさそうだ。
   施主とされる高示甫(Gao Shifu 資料によっては高実甫)という人物については不詳だが、「示甫」あるいは「実甫」については、発音が同じ「師父」あるいは「師傅」)とも考えられる。ともに神父をも意味する尊称なので、広西路5号のドイツ人神父住宅http://blogs.yahoo.co.jp/yosihei8jp/58028291.htmlと同じく、教会の神父用の住宅なのかもしれない。