ロトマチックペグの分解 | 北海道の中標津から

北海道の中標津から

北海道は中標津(なかしべつ)から楽器屋スタッフが
日常の呟きを「超」マイペースでお届けします。

ペグを回しても弦を巻き上げない!

チューニングが出来ない!

 

という患者様がご来店。

どれどれ・・・・

確かに回しても空回り真顔

いきなりバラバラです。

これ、ポストに固定されているマスター(メイン)ギヤが空回りする程

緩んでいた為、外装に傷を入れる事無くバラせましたが

そうでは無い場合、このペグは矢印のピニオンギア(ノブにつながる部分)

をケースから抜き取る事は出来ませんでした。

(勿論マスターギア上部の蓋を外す事が出来れば簡単に分解可能ですが

 カッターやドライバー、針などでこじ開けようとすると傷が入ってしまいます)

 

「こりゃあ、ロトマチックペグってモンは

 不具合が無い状態からは無傷で分解出来ないのでは?・・・滝汗

 

と、暫し考えておりましたが

世の中はやっぱり広くて、その方法を確立されている方も居られました!

頭良い人は違いますね~目からウロコ落ちましたポーン

 

組付け前にグリスなどを除去します。

(万が一にも再度緩まない様に)

メインギヤとポストを緩み止めも併用の上でガッチリ固定。

ここからタップリとグリスアップします。

 

スムーズに動作するかチェック。ノブ固さも揃えて本体に組込。

無事、空回りする事無く元気に弦を巻き上げてくれました。

 

今回も面白かった~

人間の知恵って凄いですね~