ある者が、
何の価値もないゴミ同然のボロボロの斧で木を切りにいったら、
つい湖に落としちゃいました。
悲しんでいると、湖の中から女神が現れました。
手には金の斧と銀の斧を持っていました。
「あなたが落としたのは、
この金の斧ですか?
それともこちらの銀の斧ですか?」
と聞かれたので、その者は、
「どちらとも違います。私が落としたのはボロボロの斧です」
というと、女神は、
「あなたはとても正直な方ですね。
褒美として、金の斧も銀の斧もさしあげましょう」
と渡し、女神は消えていきました。
とさ・・・・
ついまえ、
僕は新品の鉄の斧を奮発して買っちゃいました。
喜んで、木を切りにいったら、その湖に落としちゃいました。
悲しんでいると、湖の中から女神が現れました。
片手に、何の価値もないゴミ同然のボロボロの斧を持っていました。
「あなたが落としたのは、
このボロボロの斧ですか?」
と聞かれたので、私は
「違います。私が落としたのは鉄の斧です。」
というと、女神は、
「あなたはとても正直な方ですね。
褒美として、このボロボロの斧の方をあげましょう」
と渡し、女神は消えていきました。
「ルールなので・・・」といいながら。
フアツク!!
!!!!
せっかく買った鉄の斧を拾った癖にむざむざ持っていった女に腹を立てていますと、
ふとひらめきました。
僕はまた山へ行き、ボロボロの斧をあの湖に投げてみました。
中から女神が現れました。
片手には私が買った鉄の斧をもっていました。
「あなたが落としたのは、
この鉄の斧ですか?」
と聞かれたので、私は
「違います。私が落としたのはボロボロの斧です。」
というと、女神は、
「あなたはとても正直な方ですね。
褒美として、この鉄の斧をあげましょう」
と渡し、女神は消えていきました。
よしっ!!
と、喜んで返された鉄の斧を見ると、
水につかりすぎて錆びておりました。
フアツク!!
!!!!
怒りから、私は、また鉄の斧を投げました。
中から女神が現れました。
片手に、何の価値もないゴミ同然のボロボロの斧を持っていました。
「あなたが落としたのは、
このボロボロの斧ですか?」
と聞かれたので、私は
「違います。私が落としたのは鉄の斧です。」
というと、女神は、
「あなたはとても正直な方ですね。
褒美として、このボロボロの斧の方をあげましょう」
と渡された瞬間、私はそのボロボロの斧で女神のクビを両断しました。
プッシーッ
女神は血しぶきをあげ、湖の中に沈みました。
私はやることはやった、ざまぁみろとボロボロの斧を持ち、
家に戻り、幸せに過ごしました。
とさ・・・・
終わ・・・・
しかし、幸せは長く続きませんでした。
・・・・それから3ヶ月後、
その湖のある山は、
再開発地区としてマンション建造が施工されることになりました。
そこで、工事のため湖の水を抜くと、
斧で首を両断された女性の死体と残された鉄の斧が・・・・
終わり