こんにちは!
Yoshioです。
本格的に指導者の道に足を踏み入れて、数ヶ月。
プレイヤーからコーチへ。
コーチングは、簡単なようで難しいですが、とにかく今は毎日を楽しめています。
コーチ一年生として、周りのコーチや選手、クライアントの皆さんに毎日たくさんのことを教わりながら。
僕は今、ラグビーのプロキックコーチ、そして一般の方向けのパフォーマンスコーチとして、二つのジャンルでコーチングをしています。
今まで自分が生きてきたラグビーの世界からそう遠くはない立場で、自分の特性を活かせるのはとても良い環境です。
でもコーチングの世界は、選手として見てきた世界とは視点が180°変わり、明らかに景色が違う。
人のパフォーマンスを高めるために、何を、いつ、どう伝えるか。
簡単なようで難しいです。
(GRIT NATION in 目黒)
(鹿嶋市ラグビーフェスティバル)
先日ある人から聞いた言葉が、今グッときてます。
それは、
「長期的な影響を与えるコーチングをする」
ということ。
キックのコーチングに関して言えば、何回かのコーチングで選手のキックの飛距離が伸びたり、正確性を向上させることはそれほど難しいことではないです。
正しい知識や体の使い方、基礎となるいくつかのポイントをおさえれば、ほとんどの人は成長を実感できると思います。
これはいわゆる短期的な影響を与えるコーチング。
重要なコーチングの一つです。
では、長期的な影響とは何か。
僕はラグビー選手として約20年間、各世代のトップレベルでプレーしてきました。
長い選手生活の間には、数え切れないほどの出会いがあり、その全てが僕の選手としてのキャリアを支えてきたと思います。
そして、監督、コーチ、先生、先輩後輩など、様々な人々にコーチングを受けてきました。
その中には何年経っても色褪せない、脳裏に焼き付いている言葉やコーチングがいくつかあります。
良いプレーをして褒められたこと。
考えも付かなかったアイデアを教えてもらったこと。
口答えをして怒られたことも。笑
コーチにとっては何気ない一言だったかもしれない。
でも自分にとっては一生忘れないものになっている。
そんな一言を与えてくれたから今の自分がある。
そう思うのです。
(高校3年の春。笑)
今度は自分がコーチングをする立場になり、選手たちに何を伝えられるか。
それは永遠のテーマかもしれない。
長期的な印象を与える発言を狙ってできるものでもない。
答えはどこにも載ってないし、誰も教えてくれません。
分かっていることは、とにかく相手の立場に立って、誠意と情熱を持ってコーチングをするということ。
シンプルだけど、そこに行き着くのだと思います。
自分がコーチングした選手やクライアントが、
「あの時の、あの言葉が、今でも印象に残っています。」
そう言ってくれる日を夢見て、コーチとして一歩ずつ成長していけたらと思っています。
「長期的な影響を与えるコーチングをする」
by 友岡和彦
http://www.domeathletehouse.com/about/staff/kazuhiko-tomooka.html
この言葉も僕にとって、コーチとして一番最初の「長期的影響を与えるコーチング」になりました。
皆さんにはそんな経験はありましたか?
Yoshio