昨日は悔しかった。20日になる今日もこの悔しさをどこかで引きずっている。
たまたま、たまたま、と言っていいのだろうか。たまたま、あまり身なりを整えていない時に、教材用のモデルになってくれと言われ、受け入れ、撮られ、皆の前で大画面テレビで晒された。
見ていた時はあまり恥ずかしさは感じず、ただひたすら、現実を受け入れる。よく言えば開き直り、悪く言えば…なんだろうか、冗談の通じないやつ?まあそんなのどうでもいいのだが、あの雰囲気というやつが私は苦手だ。笑ってくれれば楽なのに、そもそも私が笑えない。自分の写真を面白おかしく笑いとばせるような、そんな女になりたい、とただ思いながら、ボサボサの前髪をしか自分を見つめた。
日にちを超えた今だから思うことはもし身なりを整えていたら?もし、それなりに化粧ができていたら?あの時に抱く感情は別のものだったのかもしれない。そういう悔しさだ。
そんな「もし話」はしても仕方がなく、悔しさをバネにすると自分に誓い、今日はとにかくコーデの勉強をしようと予定を立てている。この悔しさに対する恩恵、それは今日のオシャレ計画だろう。このオシャレ計画で私はさらに自分のセンスに磨きをかけて、月曜に人を驚かせるのだ。それをなんとなく楽しみにして、でもどことなく「ああいうことがあったからオシャレしたんだ」と周りに思われることへの恐怖心も抜け出せず、努力のコーデ。純粋に楽しみたいのに。日本人だ私は。日本人から抜け出したい。いつかアメリカ行こう。