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富山よしのぶオフィシャルブログ

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今回、また週末と月曜日を使って様々能登を訪問し、今後の支援について確認を進めた。

 

先ずは輪島市門前東小学校へ。 津田塾大学の先生とお会いする約束をしていたのでお伺いした。

ここでは震災後初めてのお祭りが開催されるという事で、盛況だったので運営側に人手が足りないという事で、少しだけどスーパーボール救い係をお手伝い。

ここ門前町ではボランティア団体が入っており、各団体の方々とお会いすることができ、今後連携させていただくことになった。 皆さんとっても良い方たちばかり。

みんなの願い事、みんなで叶えたいですね。

門前町はまだまだな状況でして。

これからどうしていくのか不安を抱えている方々が多いです。

でも、文字通り門前町。 これから復興していきます。

その後、輪島中心地へ。 行政の方々とお会いするが、責任者の方は当然週末不在なので、やっぱりしっかり会わないとなぁと思う。

輪島朝市近辺。

地震と火事が重なると大変。 東京なんかこうなる所多くなるんじゃないかな。 

先ずはここ輪島をちゃんと向き合って再建・復興することをみんなで考えないと。

その後珠洲市へ向かう。

珠洲市役所の職員とお会いし、状況をお聞きした。 変に行政が管理することが、ボランティアの受け入れを制約してしまっている。 自由に勝手に自主的にやっていただく方向に進めばもっとボランティアが来てくれるのになぁと本音を漏らされていました。

 

1週間で珠洲市に入ったボランティア人数15名。 少なすぎます。 

 

問題点:

1. 能登の震災のリアルな報道が少ない。 復興に向かってますよ~という希望的かつ表面的な情報のみが流れるようになっているのでは?

2. 地元行政並びに社協の皆さんの人員の不足。 そして課題の発見まで手が回っていない現状。

3. なので、ボランティアの受け入れもできないということで、制限までしてしまっている現状。

4. 珠洲市に関しては水道の復旧もまだなので、ボランティアに来てもらっても困るのではないかという懸念があり、宿泊先の確保に手を焼いている。

 

ということだそうだ。 すべて自主自立型、自己責任をしっかり取る人たちがボランティアに入れば問題の無い課題ばかりのような気がするが、それほど大きくない問題を問題視せざるを得ないこの国の現状ということなのかなと。

 

その後、珠洲ホースパークへ。 東日本大震災時にコミュニティーをどうつないで、気仙沼の防潮堤づくりに住民意見を反映できたか、を勉強できる機会があり、それを主催しているT氏にお会いしに行った。 

オンラインのミーティングではあったが、この場所に集まっている人たちもいて、市民のみなさんの意欲を感じた。

 

門前も輪島も珠洲もボランティアが圧倒的に足りていない。 今回の門前のお祭り支援以外では、ボランティアを一人も見ていない。 これは本当に危機的な状況。 行政はキャパ的にも市民のニーズに完全に応えきれない。 きめ細やかな気づきと寄り添いはボランティアがいないとはじまらないが、それが不在というのはきつい。

 

東日本大震災の時は、高齢化比率が40%を超えそうな自治体が多いと聞いて、大変だと思ったが、能登はなんと高齢化比率を60%をゆうに超えている。 85%を超えている自治体もある。 

 

医療体制は、病気になってからの対応なので、フレイル予防や生活不活発病予防に入らないといけないが、この概念で一人一人にアプローチしているところは見受けられない。 しかもこの概念を説明しても理解すらされていない様子なので、そりゃあ課題にすらなってないよなって事だ。

 

せっかく助かった命。 高齢者が多い地域。 健康をしっかりと守る仕組み作りが必要。 あと、元気を持ってもらうために、今は炊き出しが最も効果的。 もっと炊き出しボランティアに入ってもらいたいなぁと痛感する。 あとは芸能人に入ってもらいたい。 能登の情報を常時発信する必要があるので。