こんにちは 吉村龍泉です。

 

突然ですが、『海海海海海』 

海が五つでなんと読みますか?

 

 

海は、「かい」とか「うみ」の他にも

音訓の読み方がありますよね。

 

海だけにうみのものを

想像してみてください。

 

海女(あま)、海豚(いるか)、海胆(うに)、

海老(えび)、海髪(おご、またはおごのり)

※ 海髪とは、寿司屋などで刺身に

添えてある緑色の糸状の海草です。

 

勘の良い方は、もうお分かりですね。

 

海女のア、海豚のイ、海胆のウ、海老のエ、

海髪のオで、

 

『海海海海海』は、アイウエオと読みます。

 

これは、宇治拾遺物語 13世紀に

成立した説話物語集に載っていた

言葉です。

 

 

では、これはどうですか?

江戸時代の川柳だそうですが。

 

『同じ字を雨雨雨と雨るなり』は、

どう読みます。

 

 

これは、こう読みます。

『同じ字をあめさめだれぐれるなり』と。

 

雨のあめ、春雨のさめ、五月雨のだれ

時雨のぐれということで、季語を四季の

順番に並べた洒落た川柳ですね。

 

 

最後に、これはどうでしょう?

ご存じの方も多いとは思うのですが、

字謎(上記のものも)の一つです。

 

『上は上にあり、下は下にあり』は、

なんと読みます?

 

 

答えは、卜 うらなうという字です。

上と下の字には、「卜」の字が

あるからです。

 

 

 

東洋系の占いをやっていますと、

どうしても漢字の意味や成り立ちが、

気になります。