こんばんは 吉村龍泉です。
禍兮福之所倚
福兮禍之所伏
孰知其極
其無正
正復為奇 善復為妖
人之迷 其日固久
(老子 第58章 より)
禍(わざわい)には福が寄り添い、福には禍が潜んでいる。
その究極の行きつく先は、誰が知ることができるだろう。
正しい答えはどこにも無い。
正しさはまた、おかしなものとなり、
善はまた、人の心を迷わすものとなる。
人が迷ってかなり久しい。 <説明>
ここで、老子が謂いたかったのは、
禍と福は、表裏一体なんだと云うこと。
ちょっとしたことでひっくり返るよと云うこと。
これだと思います。
ここで、ちょっと思い出す言葉があります。
『陰極まれば陽 陽極まれば陰』 です。
いい気になるな。 有頂天になるな。
くよくよするな。 落ち込むな。
些細なことで、一喜一憂するな。
常に冷静沈着でいろ。 《中々できませんけどね。(笑)》
自分がいつも心がけている言葉が、
“ほどほど” です。
気持ちが行き過ぎに・極まりそうになったら、
自分は 「程々だなぁ。」 と呟き、心をリセットします。