こんにちは 吉村龍泉です。
迷信とは何かと云われて、
大抵の方は、「人を迷わす誤まらせる信仰だ。」と云うと、
「ハイ、そうです。」と答えるでしょう。
しかし迷信にとりつかれている人にとっては、
「何を言っているんだ。人が真剣に信じているものを
迷信とはなんだ。」と云うことになります。
よく昔話に、キツネやたぬきに化かされた話がありますが、
周囲の人から見れば、
「あいつ、一体あんな所で何をやっているんだろう。」と
云うことであっても、化かされている本人は極めてまじめに、
当たり前のことをいつも通りやっているつもりでいます。
迷信にとりつかれたと云うのは、まさにそういうことです。
本人が気が付くまで、目が覚めるまでどうにもならない。
しかし、迷信にとりつかれた場合は、キツネに化かされた時よりも、
始末が悪い。
キツネに化かされるのは、多くは一時的で本人のみでありますが、
迷信の時は、長期にわたり、
当人だけでなく周囲の人まで巻き込まれ、
被害を被るからです。
迷信とは、昔からある・伝わる信念が、科学的には否定されていても、
未だに(根強く)残っているものを云うのではないでしょうか。