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  2. 「鏡餅」
    今日は、鏡餅を飾ろうと「三宝」にのせていたお餅を
    弁慶が、がぶりとかじった。
    弁慶が元気になると油断ができない。
  3. ...
  4. 「コラ!弁慶!」
    「鏡餅を食べたら駄目!」と
    宮司は弁慶を追いかける。
  5. 御鏡餅がおいしかったかどうか?
    弁慶には聞いていないが
    困ったもんだ
    神さまに申し訳ない。
  6. さて、鏡餅の飾り方は、それぞれ地方により
    違いはありますが、一般的には、
    三方(さんぽう)と呼ばれる、折敷に台がついたお供え用の器に白い奉書紙、または四方紅(しほうべに)という四方が紅く彩られた和紙を敷き
  7. 紙垂(しで)、裏白(うらじろ)、ゆずりはの上に
    鏡餅をのせ、昆布(こんぶ)
    橙(だいだい)などを飾ります。
  8. 地方や家によって飾り方もいろいろあり、
    串柿、勝栗、五万米、黒豆、するめ、
    伊勢海老などの縁起ものを盛るところもあります。
  9. 鏡餅と一緒にお供えするものにも、
    それぞれ正月にふさわしい意味があります。
    思いを込めてお供えしましょう。
  10. 裏白
    シダの一種で、表面は緑色で裏面が白い。
    後ろ暗いところがない清廉潔白の心を表す。
  11. また、葉の模様が対になっているので、
    夫婦仲むつまじく白髪になるまでの長寿を願う。
  12. 譲り葉(ゆずりは)
    新しい葉が出てから古い葉が落ちるので、家督を子孫に譲り、家系が続くことを表す。
  13. 昆布
    よろこぶの意。古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言い、喜びが広がる縁起もの。
  14. さらに蝦夷(えぞ)で取れるので夷子布(えびすめ)と呼ばれ、七福神の恵比寿に掛けて福が授かる意味合いもある。
  15. また、「子生」(こぶ)と書いて子宝に恵まれるよう願う。

  16. 「代々」とも書く。果実は冬に熟しても落ちにくいため数年残ることがあり、1本の木に何代もの実がなることから、長寿の家族に見立てて家族繁栄、代々家が続くことを表す。
  17. 串柿
    両側が2個・・2個で
    ニコニコ、中が6つで「仲睦まじく」
    干し柿を串に刺したもの。柿は「嘉来」に通じる縁起もの。干し柿は「見向きもされない渋柿でも、修練の末には床の間の飾りにもなる」という高い精神性を表す。