北朝鮮の正恩氏の資金管理者、亡命か
欧州で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の資金などを管理していた
党幹部が、数億円相当の資金を持って
子供とともに消息を絶った!
亡命先は米国か?
正恩氏の資金管理者、亡命か 韓国報道 海外エリート次々
産経新聞 8月20日(土)7時55分配信
【ソウル=藤本欣也】テ・ヨンホ駐英公使ら北朝鮮のエリート層の亡命が相次ぐ中、複数の韓国メディアは19日、欧州で金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長の資金などを管理していた党幹部が、数億円相当の資金を持って子供とともに消息を絶ったと報じた。
北朝鮮の外貨獲得機関として知られ、最高指導者の資金を管理する労働党39号室所属の人物とされる。
聯合ニュースなどによると、欧州のある国に約20年間駐在していたこの幹部は昨年末ごろ、米国への亡命を求めて子供と消息を絶った。現在、欧州で現地当局の身辺保護を受けているという。真偽は不明だ。
今年に入り脱北者は増加傾向にある。
7月末までに韓国入りした脱北者は815人で昨年同期に比べ15・6%増えている。
韓国紙、朝鮮日報によると、外交官の亡命も少なくなく、毎月1人か2人は参事官級以上の外交官が亡命しているという。特に東南アジアや中東、欧州で外交官らの亡命が相次ぎ、中には、テ氏より高位の大物外交官もいるとされる。
最近の亡命の理由として、韓国当局は「子供の教育問題」に注目している。テ氏の場合も、英国の名門大への進学を予定する次男がいたが、今夏、任期を終えて北朝鮮へ帰国することになっていたという。
中央日報は統一省関係者の話として、以前のように政治や経済的理由で脱北するのではなく、最近は「より良い暮らしを目指して家族で脱北する“移民型”が増えている」と報じた。