本当の話
「二度とない人生だから、一匹の蜂(ハチ)も殺さないでいこう!」

この話は「宮司の本当の話」です
吉野の吉水神社に奉職して
宮司が始めて体験した出来事でした。
びっくりポンの話です。

6月30日(木)
今日は、小学生120名にお話をしました.

小学生の低学年の生徒さん達へのお話だから
わかりやすく、印象に残る話をしました。

宮司が真剣に話していると
廊下側の生徒さんが
ざわざわと騒ぎ始めた

宮司は、何が起きたのか
話を中断して見ていると
一匹の蜂がブ~ンと飛んでいました
それを、追い払っていたのです。

宮司は、「じっとしていたら蜂は逃げるから・・・」と
子供達が蜂に刺されないように「じっと・・」とさせました
すると窓から蜂は逃げていきました。

子供達も宮司もホッとしました。

宮司は、ふと坂村真民さんの
「二度とない人生だから」を
思い出して生徒さん達に話しかけました。

二度とない人生だから
一輪の花にも 無限の愛をそそいでゆこう
一匹のこおろぎでも踏み殺さないように
こころしてゆこう・・・・・

子供達に命の大切さを教えようと
次々に話した
あの「蜂」にもお母さんやお父さんや
兄弟がいるかもしれない
たかが、一匹のハチといえども
殺さないでゆこう・・・

宮司として、「みかん」のお話もしました
みかん・・・「感謝・感動・感情」の三つの感を
大切に生きて欲しいのです。

30分のお話は終わり
生徒さんが帰る時に
一人一人の生徒さんと宮司は
親しみを込めて「ハイタッチ」をした。
さわやかな気持ちになった。

小学生の純粋さに胸が熱くなった
「ハイタッチ」だけで
これだけ心が通じるのか
スキンシップの大切さを思っていた

二度とない人生だから
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう

・・・そう感じていた
その時である
一人の生徒さんが
「宮司さん、質問してもいいですか?」と
小さな声でつぶやいた・・・
一人の声にも耳を傾けなければ・・と
宮司は、「質問どうぞ!」と言った。

その生徒は「拝観所の受付に置いてある
殺虫剤・・・アースは何に使うのですか?」と聞いてきた

宮司は、一瞬・・・解答できなかった!
まいった・・・一本とられました!

小学生の低学年とあなどり
ハチにも親兄弟があるから
殺さないでゆこう・・・などと言ったのである

ならば・・・殺虫剤は何に使うのですか???
返してきたのである。

宮司はもうしっちゃかめっちゃか・・な答えしかできない
ムカゼとか、大きなアブとか・・・・・もう答えにならない

おかしいやら・・・殺虫剤を隠しておけば良かったと
今さら・・・あたふたとした・・・


一匹のこおろぎや蝉のいのちと、
ムカゼの命のどこがどう違うのか?
しばし・・・考えた

無責任な事は言ってはいけないのだ!

今日は子供達に「ギャフン」といわされた
「一本取られた!」
宮司も、もっと勉強しなければ・・と反省した。


※参考

《二度とない人生だから》


坂村 真民

二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛をそそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳をかたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないようこ
こころしてゆこう
どんなにかよろこぶことだろう


二度とない人生だから
一ぺんでも多く便りをしよう
返事は必ず書くことにしよう

二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう

二度とない人生だから
のぼる日 しずむ日
まるい月 かけてゆく月
四季それぞれの星星の光にふれて
わがこころをあらいきよめてゆこう


二度とない人生だから
戦争のない世の実現に努力し
そういう詩を一篇でも多く作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる若い人たちのために
この大願を書きつづけてゆこう



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