高大学(高齢者大学校)歴史学 中世科の生徒さんへの講話
 
 
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日時 平成27年11月4日 午後2時30分~3:00
場所 吉水神社 書院
 
高大学(高齢者大学校)歴史学 中世科 生徒さん39名
 
テーマ 「南朝哀史」
      昭憲皇太后(明治天皇の皇后陛下)の悲しみと御歌
    
昭憲皇太后(明治天皇の皇后陛下)の御歌
 
むらさめは はれたるけふも ふりし世の
宮居たずねて 袖ぬらしけり 
 
(宮司の講話)
 
こんにちは!「ハイありがとう」
 
ようこそ、ようこそ「高大学生のみなさん」 
 
宮司の佐藤一彦(素心)です。
 
ただ今、40年に一度の屋根の葺き替えをしています。
 
この書院は、単層の入母屋造りの建物です。
 
天井は釣天井となっていて
 
へぎ板という薄く削られたいたが敷き詰められています
 
柱は古いものです
 
面取り柱で、この書院の古さがわかります。
 
この建築様式は日本建築の原型をなすものです
 
本床や脇床があるこのような間取りが
 
古来大切にされてきました
 
最近では床の間がない家庭が多いようですが
 
男の間がないのは寂しいもので
 
男が帰る場所がないのです
 
是非これから家を建てられる方は
 
お床の間(男の間)を大切に造りください
 
さて、歴史はロマンです
 
どうぞ・・史実かどうかではなく
 
歴史として感動するくせをつけてください
 
「非理法権天」の楠木正成公の旗印ぐらい
 
わかってほしいです
 
少なくとも「くすのきまさなり」などと
 
読む子供がいないように皆さんで教えてください。
 
どうせ、学校では「楠木正成」を教えないでしょうから
 
義経・静御前・弁慶が
 
この書院にしばらくかくまってもらったことも有名です。
 
義経や静御前の最後の別れはこの吉野でした
 
また、後醍醐天皇がしばし南朝の皇居になった建物です。
 
豊臣秀吉さんが5000人も連れて花見をした時の本陣
 
秀吉公とねねさんがお泊まりになられたのがこの建物です
 
明治23年4月21日に明治天皇の皇后さまである
 
「昭憲皇太后が吉水神社を参拝され、書院の中を見学されて
 
後醍醐天皇の行殿の玉座の前で涙を流されたことは有名です。
 
その時に、皇后陛下がお作りになられた御うたこそ
 
むらさめは はれたるけふも ふりし世の
宮居たずねて 袖ぬらしけり 
 
どうぞ、みなさまも
その当時をしのびながら拝観ください。
 
日本の国の軸吉野は
 
再生蘇りの地です
 
目標と夢があれば
 
人はいつまでも青春です
 
「感謝・感動・感情」を忘れないで
 
そして「笑う」ことが健康の源です・
 
ハイ!ありがとう
 
ハイ!ありがとう
 
余分な言葉はいりません・・
 
つたない話を聞いてくださって
 
ハイ!ありがとう。
 
 
 
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